【お金が一切かからない東京の芸能事務所に入る方法は?】志望者が知らない“本当の話” - 芸能マネージャー歴15年が教える業界ブログ

【お金が一切かからない東京の芸能事務所に入る方法は?】志望者が知らない“本当の話”

お金が一切かからない 芸能事務所 タレントになりたい

 

渋谷区の某大手芸能事務所でマネージャーを15年やっていたコーイチです。

名刺入れに入っていた取引先の名刺です。

 

 

芸能界に入りたい!俳優になりたい!と思っている方の多くが、「でもお金かかるんでしょ…?」と不安を抱えています。

実際、こちらから声を掛けるスカウトをした場合でも、名刺を手にしながら「所属するとどのくらいお金が掛かるんですか‥?」と質問してくる方は珍しくありませんでした。

 

それで、この記事では芸能界で働いていた経験から、お金が一切かからない芸能事務所をご紹介します。

また、費用が掛かってしまう芸能事務所の場合でもお金を一切掛けないで所属する方法もご紹介します。

 

 

お金が一切かからない代表的な大手芸能事務所

お金が一切かからない芸能事務所

事務所名 代表的な所属タレント
オスカープロモーション 上戸彩、武井咲
吉本興業 明石家さんま、ナインティナイン、千鳥
スターダストプロモーション 北川景子、山田孝之、横浜流星
ホリプロ 石原さとみ、綾瀬はるか、バナナマン
アミューズ 福山雅治、佐藤健、Perfume
研音 反町隆史、菅野美穂、杉咲花
ソニー・ミュージックアーティスツ 木村カエラ、氣志團、バイきんぐ
ワタナベエンターテインメント 中山秀征、ネプチューン、渡辺直美
LDH JAPAN EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS
エイベックス・マネジメント 浜崎あゆみ、倖田來未
フラーム 有村架純、戸田恵梨香、吉岡里帆
東宝芸能 長澤まさみ、上白石萌音、上白石萌歌

 

基本的に大手芸能事務所は所属するにあたってお金を要求することはありません。

むしろ、「専属料」と呼ばれる毎月定額のお金を支払って、他芸能事務所に移籍されることを阻止しようとする事務所もあるくらいです。

これができるのは大手芸能事務所は、大金を稼げるタレントを多く抱えているからです。

 

年間数千万〜数億を稼ぐ大物タレントから得た利益を、次世代の新人開発に投資しているので所属者からお金を請求する必要がないのです。

次の売れっ子を作るためには

  • レッスン費用
  • 宣伝費用
  • スカウトマンや営業などの人件費

など多額の費用を売れっ子たちの稼ぎで賄っているというわけです。

 

 

知名度がある所属タレントがいる中小事務所はお金がかからない

じゃあ、大手芸能事務所に入れなかったらレッスン料とか専属料とかの名目でお金が掛かるのか?

実のところ、大手ではなくても所属者にお金を要求しない事務所はあります。

 

中小の芸能事務所でも、ある程度知名度のあるタレントを抱える芸能事務所は大手と同じく自腹で新人開発を行います。

もちろん、大手ほどレッスンなどにお金を掛けられませんが、所属するのに専属料を求められたりするケースは少ないでしょう。

 

具体的な事務所を挙げると…

事務所名 代表的な所属タレント
プラチナムプロダクション 小倉優子、トリンドル玲奈
トップコート 木村佳乃、松坂桃李、菅田将暉
ヒラタオフィス 宮﨑あおい、多部未華子
セント・フォース 神田愛花、新井恵理那
スウィートパワー 黒木メイサ、桐谷美玲
ケイダッシュ オードリー、原田龍二

 

こんな事務所もお金が一切かかりません。

所属にあたって安心してもいいでしょうね。

 

 

なぜ無料?芸能事務所にお金がかからない仕組み

「本当に後から追加でレッスン料とかを請求されないのかな…?」

「ボランティアじゃないんだから、無料で運営できるのは怪しい…」

 

こう不安に思う方もいるかもしれませんが、安心してください。

大手や優良な中小事務所が「お金が一切かからない」のには、芸能界特有の明確なビジネスモデル(仕組み)があるからです。

元マネージャーの視点から、その裏側をわかりやすく解説します。

 

1. タレントが稼いだ「マージン(手数料)」で運営しているから

芸能事務所の主な収入源は、所属タレントがドラマ、映画、CM、テレビ番組などに出演した際に発生する「ギャラ(出演料)」です。

クライアントから支払われたギャラから、事務所の取り分(マージン)を差し引いた金額がタレントの給料になります。

 

テレビでよく見る人気タレントともなれば、年間で数千万円〜数億円という莫大な利益を事務所にもたらします。

なぜなら、テレビ出演一本でも数十万円が動く世界だから。

 

つまり、すでに売れている先輩タレントたちの稼ぎによって事務所全体の運営費やスタッフの人件費が十分に賄えているため、新人のあなたからお金を取る必要がないのです。

 

 

2. 将来売れる人材への「先行投資」だから

芸能事務所にとって、所属タレントは「商品」であり「財産」です。

今はまだ無名でも、将来的に何億円もの利益を生み出してくれるかもしれないダイヤの原石(新人)を見つけたら、事務所は自腹を切ってでも囲い込みたいと考えます。

  •  無料でレッスンを受けさせる
  • 無料で宣伝用の写真を撮影する
  • マネージャーが必死に営業活動をする

これらはすべて、事務所側から見れば「将来大きな利益になって返ってくることを見越した先行投資」なのです。

プロ野球の球団が、ドラフトで獲得した新人に契約金を払って育成するのと同じ仕組みだと思えば、イメージしやすいのではないでしょうか。

 

3. 他の事務所への「移籍」を防ぐため

売れる可能性の高い優秀な人材に「所属料やレッスン料を払ってね」と言ってしまうと、その新人はお金を払いたくないために別の事務所へ行ってしまうか、あるいは「お金がかからない大手事務所」に逃げてしまいます。

また、きちんとした専属契約を交わして「お金は一切かからない代わりに、うちの事務所で頑張ってね」と縛っておかないと、せっかく育てたタレントが有名になった途端、他の事務所に引き抜かれてしまうリスクもあります。

 

このように事務所側がすべての費用を負担するのは「優秀な新人を確実に自社で囲い込み、他社への移籍を防ぐため」という戦略的な理由もあるのです。

 

逆に言えば、「所属料」や「毎月のレッスン料」を個人の所属者から細かく徴収して運営しているような事務所は、「タレントの仕事(ギャラ)で稼ぐ能力がない事務所」ということになります。

ビジネスの仕組みを知っておくだけで、怪しい事務所に騙されるリスクをグッと減らすことができますよ。

 

知っておくべき、お金がかからない事務所の「デメリット」と注意点

お金が一切かからない芸能事務所

 

「お金が一切かからないなら、絶対に大手が良いに決まっている!」

そう思うのは当然ですし、金銭的なリスクがないのは最大のメリットです。

しかし、芸能界はそんなに甘い世界ではありません。

 

事務所側がすべての費用を負担(先行投資)してくれるということは、その裏返しとして所属タレント側にのしかかる「デメリット」や「縛り」も存在します。

入所した後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、知っておくべき3つの注意点を解説します。

 

1. デビュー初期の「ギャラの取り分(歩合)」が低い

これが一番大きなリアルです。 お金がかからない事務所は、あなたにレッスンを受けさせ、宣材写真を撮り、マネージャーを動かすために、何十万〜何百万円もの「持ち出し(先行投資)」をしています。

そのため、いざ仕事が決まってギャラ(出演料)が発生したとき、最初のうちは事務所の取り分(マージン)が非常に高く設定されるケースがほとんどです。

一般的な歩合:事務所 60%:タレント 40% など

初期の歩合(投資回収期):事務所 80%〜90%:タレント 10%〜20%

※あくまでも参考になる例です

 

「ドラマに出られたのに、手元に残るお給料はお小遣い程度…」というのは、初期の芸能界ではよくある話です。

事務所側がリスクを背負って育ててくれた分、売上でその投資を返済していく期間が必要になるということは覚悟しておきましょう。

 

2. ライバルが多すぎて「埋もれる」リスクが高い

お金がかからない大手・有名事務所には、全国から「容姿端麗で才能のある人」が何千人、何万人と集まってきます。

所属できたからといって、自動的にマネージャーがあなたを売り込んでくれるわけではありません。

 

例えば、事務所内での「推され順位(期待度)」が低いと、仕事のオーディション用紙すら提出してもらえず、何年も放置されてしまうケースは珍しくありません。

中小事務所であれば「アットホームで全員に目が届く」というメリットがありますが、大手になればなるほど、自主的に這い上がろうとする強いメンタルがないと、その他大勢として埋もれてしまいます。

 

3. 契約の縛りが厳しく、簡単に辞められない(違約金のリスク)

事務所にお金を払ってもらって育成されている以上、あなたの身勝手な理由で「やっぱり明日で辞めます」ということは基本的に通用しません。

通常、2年〜3年といった「専属契約期間」で厳しく縛られます。

もし契約期間中に「方針が合わないから別の事務所に移籍したい」となった場合、大きなトラブルに発展したり、最悪の場合は「これまでにかかった育成費・レッスン費」を違約金という形で請求されるリスクもあります。

 

「お金がかからない」ということは、それだけ「事務所側のリスクを背負う代わりに、あなたの自由度も制限される」という等価交換であることを忘れてはいけません。

 

💡 元マネからのワンポイントアドバイス

費用を負担してもらうということは、事務所から「それだけのプレッシャーや期待を背負う」ということです。だからこそ、契約を結ぶ前には必ず「売れた時のギャラの配分はどうなるのか」「途中で辞める場合の条件はどうなっているか」を、親御さんも交えてしっかり確認してくださいね。

 

お金が一切かからない事務所でも掛かるお金は?

大手芸能事務所や知名度のあるタレントを抱える中小芸能事務所でも、何からなんでも出してくれるわけではありません。

 

  • 専属料
  • 宣材撮影料
  • プロモーション非
  • レッスン料

これらは事務所がすべて負担して、所属者に一切要求することはありません。

ただし、交通費と美容費はすべて所属者の負担になります。

 

交通費

自宅から事務所、レッスン場、オーディション会場、撮影現場までの交通費はすべて所属者の負担になります。

交通費とはいっても、都内近郊に住んでいる場合は数百円の負担。

芸能界のギャラは少なくとも数万円とかの世界。

交通費がかかってもそんなに問題にならないと思いますよ。

 

ちなみに、新幹線や飛行機で行かなければいけない遠方の場所での仕事の場合は、ちゃんと制作側が用意してくれるので心配はご無用です。

 

美容費

常識だと言ったら常識だとは思いますが、自分の髪に関しては自分で払う必要があります。

さすがにここまでは事務所が面倒を見てくれることはありません。

 

例外として、役のために髪色をピンクにしなければいけないとか、髪を10センチ切らないといけない、みたいな場合には制作側が費用を負担してくれます。

 

お金が一切かからない芸能事務所に入るのは難易度が高い

大手芸能事務所はもちろん、所属タレントに知名度がある人がいる事務所なら、事務所やオーディション会場までの交通費や自分の美容代以外にお金の心配をする必要はないでしょう。

 

ただ。

やはり、そういった芸能事務所に所属するのはとても難易度が高いです。

スカウトされたり、公開オーディションで何千人の中でグランプリや審査員特別賞なんかをもらう必要があります。

 

もちろん、各芸能事務所のホームページには所属オーディションを受けられる応募フォームがあったりしますが、正直言って面接までたどり着ける確率は非常に低いものです。

ビジュアル面で言えば「学校で一番かっこいい/可愛い」というレベルは当たり前で、市町村レベルでトップクラスの容姿が求められます。

【参考記事)

【芸能界でスカウトされたことある人の割合は?】スカウトされた人が持つオーラの出所

 

じゃあ、「お金を一切掛けずに芸能事務所に入るのは無理なのか」「お金の掛かる小さい芸能事務所に入るしかないのか」と思いますよね。

実は一つ方法があるのです。

それは、芸能事務所直結の俳優養成所に特待生で入るという方法です。

 

 

事務所直結の俳優養成所で特待生制度があるのは?

俳優養成所は入所金だったりレッスン料が必要になる有償の施設です。

ただ、単純にお芝居の勉強ができたりするだけの俳優養成所があるのに対し、芸能事務所が新人開発の一環として俳優養成所を作ったりしている場合もあります。

 

吉本興業のNSCなどがイメージしやすいのですが、学校として運営しつつ、その中に才能を持つ人物を選別して事務所所属、というパターンですね。

芸人養成と同じように、最近は俳優志望者に対してもこの動きが広まっています。

 

その養成所のオーディションで「他の人との違い」を見せつけることさえできれば、特待生としてお金を一切払わずに養成所に通うことができます。

 

特待生制度有りで直属の養成所を持つ芸能事務所一覧

俳優養成所 母体・関連芸能事務所 特徴・主な所属タレント
レイワジャパン・ネオ  レイワジャパン・ネオ 未経験から映画やドラマへの出演チャンスを提供。幅広い年齢層を対象に育成。
AVILLASTAGE AVILLA 重盛さと美などが所属する事務所の直結スクール。実戦向けの育成環境が強み。
キャストパワーネクスト キャストパワー 大島さと子や黒田アーサーなど実力派が在籍。新人の発掘と即戦力化に注力。
ノーリーズンファーム ノーリーズン 五月みどりや松原のぶえ等の老舗事務所が運営。基礎から丁寧に学べる環境。
テアトルアカデミー テアトルエンターテインメント 鈴木福などの輩出実績を持つ最大手。直系の事務所へスムーズな所属ルートあり。
ワタナベエンターテインメントアカデミー ワタナベエンターテインメント 志尊淳や山田裕貴などを輩出。圧倒的な業界パイプと充実したプロ講師陣による指導が特徴。
ホリプロスタースタジオ ホリプロ 綾瀬はるかや石原さとみらを擁する最大手ホリプロの直系。次世代のスター候補を育成。

 

養成所なので、入学金やレッスン料など費用がかかるのがネックですが、芸能事務所のオーディションより難易度が大幅に下がります

また、特待生として選ばれれば費用はすべて免除というケースもあります。

在学中からエキストラ程度の役をもらってお芝居の勉強ができるところもあり、実践経験を詰みながら事務所所属を目指せます。

 

まずは今回紹介した養成所の無料オーディション詳細をチェックしてみてもいいかもしれませんね。

 

まとめ:お金をかけずに夢への一歩を踏み出そう!

今回の内容をまとめると

  • 大手や知名度のある芸能事務所は、所属料やレッスン料などの費用が一切かからない(交通費や自己投資の美容代などは自己負担)。
  • ただし、こうした事務所に直接オーディションやスカウトで入るのは非常に倍率が高く、難易度が高い。
  • 「どうしてもお金をかけずに所属のチャンスを掴みたい」という場合は、特待生制度のある事務所直結の養成所・スクールのオーディションに挑戦するのが現実的かつおすすめ。

 

「芸能界はお金がかかる」というイメージから一歩を踏み出せずにいる方も多いかもしれませんが、正しい知識を持って探せば、実力や可能性次第で費用をかけずにスタートできる道は必ずあります。

まずは特待生オーディションなど、今できるアクションから挑戦してみてはいかがでしょうか? あなたの夢への第一歩を応援しています!

 

元マネージャーがおすすめする特待生制度のある俳優養成所はここ

【30人に聞いたキャストパワーネクストの評判や口コミ】元マネが解説する費用対効果がよい理由

【管理人プロフィール】

芸能マネージャー向いている人向いていない人

 

はじめまして、元芸能マネージャーのコーイチです。

就職氷河期まっただ中、テレビ局を目指して就活するも全滅…。途方に暮れながらもあきらめきれず、なんとか某大手芸能事務所に拾ってもらいました。

右も左も分からない新人時代は、道を間違えてタレントに怒鳴られたり、深夜にロケ先から呼び出されたり…とにかく必死でした。

でもコツコツと続けるうちに、

  • レギュラー番組7本・CM5本を抱える人気女性タレント

  • 1年で連ドラ3本にレギュラー出演する俳優

などを担当できるようになりました。

現在は芸能事務所を卒業し、夢だった野菜作りに没頭中。畑で土に触れながら、のんびりと第二の人生を楽しんでいます。

このブログでは、芸能界に興味がある方や、マネージャーの仕事に興味がある方に向けて、経験をもとにリアルで役立つ情報をお届けしていきます。どうぞ気軽に読んでくださいね。

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