渋谷区の大手芸能事務所でマネージャーをしていたコーイチです。
今回は「KPOPアイドルになりたい!」という方向けに、未経験からデビューするまでのリアルな道のりを、元芸能マネージャーの視点から解説します。
今や世界中で人気のK-POP。
BTSやBLACKPINKなどの影響もあり、「自分もK-POPアイドルになりたい!」と夢見る若者が急増しています。
実は日本人でもデビューのチャンスはたくさんあります。
ただし、KPOPアイドルになる夢を叶えるには「正しい努力」と「正しい情報」が不可欠です。
この記事では、KPOPアイドルになるために必要なスキル・準備・オーディションの受け方まで、徹底的に解説していきます!
KPOPアイドルになるには何が必要?
KPOPアイドルになるために必要な要素を一つ一つ解説していきますね。
まずは、誰もが気になる歌唱力とダンスについて。
歌やダンスは未経験でもなれる?
結論から言えば、未経験でもチャンスはあります。
実際に、JYPやHYBEなどの大手事務所も「ポテンシャル」を重視しており、完成されたパフォーマンスよりも「伸びしろ」「素質」を評価します。
というのは、KPOPを運営する芸能事務所は、自前で教育施設やプログラムを持っているので、これから教育していくという考えなんです。
なので、下手に歌唱やダンスに癖のある人よりも真っ新な人物のほうを優先します。
ただし、オーディションでは短い時間で自分をアピールしなければなりません。そのため、以下の点は押さえておくと有利です。
- リズム感・音感のあるダンス
- 声の安定感や表現力がある歌
- 自分らしい表情や動きの研究
「完璧でなくてもOK。ただし“印象に残る個性”が必要」なのがK-POPオーディションの特徴です。
韓国語はどのくらい話せればいい?
もちろん韓国語を話せるに越したことはないですが、話せなくても問題ありません。
事務所も練習生の語学レッスンに力を入れており、やる気と学習姿勢があれば十分合格可能です。
とはいえ、以下のレベル感はあると安心です。
- 韓国語での簡単な自己紹介(30秒程度)
- 韓国語の歌詞を発音よく歌えるように練習
- ハングルを読めるようにしておく
こうした小さな努力が、合格後の練習生活を大きく楽にします。
ちなみに韓国語は日本語と文法が似ています。
「主語→目的語→述語」という日本語の文法は英語の場合、「主語→述語→目的語」になります。
でも、韓国語は日本語と同じく「主語→目的語→述語」なので、単語さえ覚えられれば英語よりも簡単ですよ。
k-popアイドルになれる顔の基準は?
「KPOPアイドル=顔が良くないとなれない」と思われがちですが、事務所が見ているのは“ビジュアル”より“スター性”です。
さすが、整形手術が当たり前の国、韓国。
顔の良し悪しは何とでもなる、という考えなんです。
ただ、美容整形ではなんともならない以下の要素が評価される傾向があります。
- 雰囲気や存在感があるか
- 表情が豊かでカメラ映えするか
- 肌や髪などの清潔感があるか
- ナチュラルな魅力があるか
整った顔立ちよりも、その人にしかない「魅力」や「オーラ」を大事にしているのが最近の傾向です。
KPOPアイドルになるまでの3ステップ
次に、KPOPアイドルになるための具体的なステップを紹介しますね。
ステップ1:オーディションを受ける
KPOPアイドルへの第一歩は、オーディションを受けることです。
現在は以下の3つの方法があります:
- オンライン応募(動画や写真を提出)
- オフライン会場型オーディション(日本国内でも開催あり)
- スカウト型(SNSやダンス動画で注目される)
事務所によっては毎月応募可能なところもあるので、公式サイトをこまめにチェックしましょう。
オーディションに受かるポイント
- 応募写真は自然な笑顔、ノーメイクまたはナチュラルメイクで
- 動画は歌・ダンスともに1分以内でわかりやすく
ステップ2:練習生契約をする
オーディションに合格すると、事務所と練習生契約を結びます。
- ボーカル・ダンス・韓国語・演技などのレッスン
- 合宿型のトレーニングや韓国での生活
- 契約内容は事務所により異なりますが、費用負担はゼロ〜一部あり
この期間は「プロの準備期間」であり、努力次第でチャンスが広がる最も大事な時間です。
ステップ3:グループに合流 or デビュー
練習生としての実力が認められると、既存グループに合流したり、新グループとしてデビューすることになります。
- 多くは数ヶ月〜数年の練習生期間を経てデビュー
- 実力・人気・事務所の戦略によってタイミングが異なる
デビューがゴールではなく、そこからがスタート。
それでも、夢を掴む最初のステップがこの「練習生→デビュー」の道のりです。
日本人でもKPOPアイドルになれる?
これは間違いなくチャンスはあります。
実際に、日本人K-POPアイドルの活躍が目立っています。
- MOMO・SANA・MINA(TWICE)
- SAKURA(LE SSERAFIM)
- NiziU(日本人だけのK-POPガールズグループ)
- TOMO(TWS)など
多くの事務所が多国籍メンバーによるグローバル戦略を重視しており、日本語が話せるメンバーの需要も高まっています。
実は韓国国内だけでは今後の成長は難しい、というのを各芸能事務所は分かっているのです。
例えば、韓国の人口は約5000万人。
一億人以上の人口を持つ日本は、韓国市場の2倍です。
芸能事務所としても、当然市場が大きいほうを狙っていくのは当然ですよね。
また、韓国にはあまり大きなライブ会場がない、という欠点があります。
大谷翔平選手が試合をした高尺(コチョク)スカイドームでも2万人も入らないんです。
一方、日本には東京ドームや福岡ドームなど、3~5万人入るライブ会場がいくつもあるんです。
CDを売って儲ける時代が終わった今、ライブをして儲けるのは当然の流れです。
そのためにはキャパの大きい会場をいくつも持っている日本市場を重視しているのが韓国芸能業界。
日本人メンバーを入れることは日本市場で売るために必須な状況です。
オーディション情報の探し方と受け方
次はKPOPアイドルになるために必要なオーディション情報を探す方法をご紹介します。
公式サイトやSNSを活用
JYP・HYBE・YG・SMなど、各大手事務所はオーディション専用のページやSNSアカウントを持っています。
- 「HYBE audition site」「JYP monthly audition」などで検索
- InstagramやX(旧Twitter)も要チェック
エージェント・スクール経由で応募
自分だけで応募するのが不安な人は、芸能養成所やK-POP育成スクールを通して応募する方法もあります。
- 合格率を上げるプロフィール写真や動画の撮影サポート
- オーディション対策の模擬練習やアドバイス
- 合格後のビザ・住居・生活支援なども相談可能
KPOPアイドルを目指す人におすすめのスクール・サポート
以下のようなスクールやサービスが特におすすめです:
K-POP特化型スクール(渡韓サポートあり)
韓国の事務所と提携し、合格実績も豊富。
オンラインK-POP
ダンスレッスン家にいながらプロ講師のレッスンが受けられる。
韓国語+ダンスのWトレーニングプラン
忙しい学生や社会人にも柔軟対応。
KPOPアイドルになりたい方によくある質問(FAQ)
Q:KPOPアイドルに年齢制限はありますか?→ 多くの事務所が13〜20歳を目安としています。10代でのチャレンジが理想です。
Q:整形していないと難しいですか?→ 整形していなくても合格する人は多くいます。自然な魅力が評価されます。
Q:地方在住でも挑戦できますか?→ オンライン応募・レッスンが増えており、場所は関係なくなりつつあります。
Q:オーディションは何度も受けられますか?→ もちろんです。月1で開催している事務所も多く、複数回の応募もOKです。
まとめ|KPOPアイドルは夢じゃない。今すぐ準備を始めよう
KPOPアイドルになるには、才能以上に「継続的な努力」と「正しい戦略」が必要です。
今は情報が開かれており、誰でもチャンスがある時代。
日本にいながら、スマホ一つで応募できるチャンスがあなたの目の前にあります。
まずは一歩踏み出して、自分だけの強みを見つけることから始めてみましょう。
夢は、動き出すことで現実になります。
あなたの挑戦を心から応援しています!
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