俳優になるには顔が重要?元芸能マネージャーが答える、受かる人の共通点 -

俳優になるには顔が重要?元芸能マネージャーが答える、受かる人の共通点

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・俳優になるには、やっぱり顔が良くないとダメ?
・自分はイケメンでも美人でもないから、諦めるしかない?
・演技には自信があるけれど、外見で不利になるのでは…

このような不安を抱えている人は、少なくありません。

結論から言うと、俳優になるのに「顔」がまったく関係ないとは言えません。ただし、顔だけで決まるわけでもありません。

私は大手芸能事務所で15年間、マネージャーをしていました。その経験から言うと、新人を探す入口では第一印象やビジュアルが評価される場面が確かにあります。一方で、長く活躍している俳優には、顔立ちとは別の共通点があります。

この記事の要点

  • 顔が有利に働くのは、主にスカウトや大規模オーディションの「入口」
  • ドラマや映画では、整った顔より「役に合うかどうか」で選ばれることが多い
  • 事務所が見ているのは、顔のほかに礼儀・素直さ・伝える力・継続力
  • 演技力は、努力で上げられる

この記事では、俳優になるには本当に顔が重要なのか、顔に自信がなくても活躍できる理由、芸能事務所が実際に見ているポイントを、元マネージャーの経験をもとに解説します。「顔が普通だから…」という理由で夢を諦めかけているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。

俳優になるには顔が重要?元マネージャーの結論

先に、私の考えをはっきりお伝えします。

  • 顔は「入口」では有利になることがある(スカウト、書類や写真での審査など)
  • でも、「続けて活躍できるか」は顔で決まらない(演技力、存在感、人間性が評価される)
  • 求められる顔は、作品や役によって違う(「整った顔」だけが必要なわけではない)

現在の映像業界では、性格俳優やカメレオン俳優のように、「顔」よりも演技力や存在感、人間性が評価される俳優が数多く活躍しています。

顔が有利に働く場面、働きにくい場面

場面顔の影響
街中のスカウト大きい(通りすがりに一瞬で判断するため、第一印象が中心)
大規模オーディションの書類・写真審査やや大きい(まず写真で絞られることが多い)
CMやモデルの仕事大きい場合がある(商品のイメージに合うかが重視される)
ドラマ・映画の役のオーディション役次第(「役のイメージに合うか」が中心)
脇役・性格俳優としての活躍小さい(演技力や個性、存在感が評価される)

街でスカウトされる人や、大規模なオーディションで高く評価される人は、外見が武器になっているケースもあります。でも、それは「入口」の話です。実際に仕事を続けていく段階では、別の力が問われます。

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俳優は顔より演技力が優先されやすい5つの理由

かつては、ビジュアルありきで俳優がキャスティングされる時代もありました。女優なら、まず顔とスタイル。それが一流であれば、演技力が多少なくても主演を務められた時期があります。

では、なぜ今は顔の良し悪しより、演技力が重視されやすいのか。元マネージャーとして現場で感じてきた理由を、5つ挙げます(個人の経験にもとづく見解です)。

① 整った人が増えて、「顔が良い」だけでは目立ちにくいから

今は、InstagramやTikTokなどで、整った顔の人を目にする機会が圧倒的に増えました。芸能人でなくても、人気のインフルエンサーは大勢います。そのため、「顔が良い」というだけでは、武器になりにくい世の中になっています。

② 見た目は、メイクで変えられるから

早朝のドラマ撮影現場では、出演者のスッピンを目にすることが多くあります。マネージャーをしていると、担当だけでなく、他事務所の俳優さんのスッピンも見ることになります。肌がきれいな方は多いですが、スッピンは、一般の人とそれほど変わらない、というのが本音です。メイクさんの技術はそれほど高いのです。つまり、顔の印象は、メイクである程度カバーできます。

③ 1人の演技が、作品全体の評価に影響するから

以前は、事務所の力でキャスティングが決まることがよくありました。代表的なのが「バーター」。「束」を逆から読んだ業界用語で、メインの俳優を出す代わりに、同じ事務所の若手も使ってもらう、いわゆる抱き合わせです。

でも、これを好ましく思わない俳優は少なくありません。自分の後輩であっても、お芝居が合わないと、作品全体の質に影響するからです。こうした事情からも、「顔よりも演技力」の重要性が分かります。

④ 視聴者の声が、SNSで届きやすくなったから

今は、視聴者が自由に感想を発信できます。「演技が棒だ」「事務所の力で出ているのでは」といった書き込みを、制作スタッフがチェックしているケースもあります。昔は「今は下手でも、長い目で見よう」というプロデューサーも多かったのですが、評判が厳しい場合に、次の起用をためらうことは、あり得る話です。

⑤ 配信ドラマなどで、実力や役への適合が重視される傾向があるから

今後は、Netflixなどの配信ドラマの存在感が、さらに大きくなる可能性があります。制作費も俳優のギャランティーも、大きな作品が増えていくでしょう。こうした作品では、顔の良し悪しよりも、「役のイメージに合うか」「演技が確かか」が、オーディションでは重視される傾向にあります。

俳優オーディションで「顔以外」に見られているポイント

では、顔以外に、どんな点が見られているのでしょうか。マネージャーとして新人に会うとき、私が見ていたポイントを挙げます。

ポイント見ていること
挨拶・礼儀初対面でも、きちんと挨拶ができるか
素直さアドバイスを、そのまま受け止められるか
伝える力自分の考えを、自分の言葉で話せるか
役に合う雰囲気役のイメージに合うか、個性があるか
継続力オーディションに落ちても、続けられるか
清潔感・姿勢身だしなみが整っているか、姿勢が良いか

どんなに見た目が良くても、挨拶ができない人は、声をかけづらいのが本音です。逆に、顔立ちが整っていなくても、素直で、役に合う雰囲気があり、続けられる人は、チャンスを広げていきます。

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事務所が公言している「求める人物像」

芸能事務所「キャストパワー」の新人開発部門である「キャストパワーネクスト」は、公式サイトで、求める人物像を公開しています。2か所だけ、紹介します。

キャストパワーネクストの募集ページ

美醜に関係なく、人柄や内面を感じさせる輝きで観る人を魅了する、そのような方を求めています。

礼儀や他者への思いやりなど一般的な常識はもちろん、人の話を素直に聞き、その上で自分の考えをきちんと言葉にして伝えられるということは芸能界で活動して行く上でとても重要なことです。

出典:キャストパワーネクスト公式サイト「ご挨拶」(理事長 林田智)

注目してほしいのは、前半だけではありません。後半では、礼儀や、人の話を素直に聞く姿勢、自分の考えを言葉にする力が「とても重要」と書かれています。顔立ちを問わないということは、「何もしなくていい」という意味ではない、ということです。先ほどの、私が見ていたポイントとも重なります。

なお、これは事務所側の方針を紹介したもので、合格や活躍を約束するものではありません。オーディションの結果は、人によって違います。

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※良い点も悪い点も知りたい方は、先に評判の記事をご覧ください。

演技力は努力で上げられる

長年、いろんな俳優さんを見てきた経験から言うと、ごく一部には、天性の演技力を持っている人もいます。泣く芝居から悪態をつく芝居まで、見る人すべてに「上手い」と思わせる人たちです。

でも、そんな天才型は、ごく一握りです。ほとんどの俳優さんは、自分の努力で演技力を高めてきています。誰もが目を見張るお芝居を、最初からできる人は、ほぼいません。みんな、人の見ていないところで、演技の努力を続けているのです。

演技力をつけて俳優になる3つの方法

では、演技力をつけて、俳優として成功するにはどうすればよいでしょうか。大きく分けて、3つの方法があります。

① 芸能事務所・養成所のオーディションに応募する

芸能事務所や、事務所が運営する養成所が募集しているオーディションに合格して、レッスンを受ける方法です。ただし、「事務所に所属する」ことと「養成所に通う」ことは別です。事務所によっては、所属後にレッスンを受けられる場合もありますが、養成所タイプは、レッスン料がかかるのが一般的です。契約前に、費用と条件を必ず確認してください。

怪しい事務所を避ける方法は、こちらの記事にまとめています。

👉 入ってはいけない芸能事務所とは?

また、私がマネージャーをしていた感覚では、深夜帯の連続ドラマは、予算が限られる分、新しい役者が起用されやすい傾向があると感じていました。そうした作品との関係がある事務所は、狙い目の一つです。

② 芸能学校・養成所で演技を学ぶ

専門学校の中には、俳優志望向けの学校があり、演技経験ゼロの状態から、基礎を学べます。また、芸能事務所が運営する養成所で学ぶこともできます。お金は必要になりますが、現役で活躍している方から指導を受けられることもあります。

👉 【初心者向け】本気で役者を目指す人向け!失敗しない俳優スクールおすすめ徹底比較

👉 【養成所からデビューした俳優たちの軌跡】

③ 劇団や大学の演劇部に入る

テレビドラマや映画でデビューするには、最も遠回りになる方法ですが、確かな演技力を身につけるには、とても適した方法です。

俳優と顔に関する、よくある質問

Q1. 顔が普通でも、俳優になれますか?

なれます。ドラマや映画では、刑事、医師、会社員、近所の人など、さまざまな役が必要で、整った顔の人だけでは成り立ちません。「役に合うか」が、キャスティングの中心です。ただし、「誰でもなれる」という意味ではありません。演技力や人柄、続ける力が必要です。

Q2. 俳優にとって、顔の次に大事なことは何ですか?

私が見てきた中では、礼儀と素直さ、そして続ける力です。演技力は後から伸ばせますが、挨拶や素直な姿勢は、仕事を続けるうえで、とても大きな差になります。

Q3. オーディションでは、宣材写真は重要ですか?

重要です。写真は、最初に見られる「名刺」になるからです。ただ、過度な加工や、作り込みすぎは、実際に会ったときのギャップにつながります。清潔感と自然な表情を、意識しましょう。

Q4. 顔に自信がないと、オーディションで不利ですか?

役によっては、不利になることもあります。でも、役のイメージに合うかどうかは、自分では判断しにくいものです。受けてみて、プロの評価を聞くことが、一番確実です。

まとめ:顔に自信がなくても、俳優は目指せる

学校や市で一番かわいい子が女優になれる時代は、終わりました。今、ドラマや映画の業界で求められているのは、「お芝居」の力です。見た目だけで主演を務めても、続くものではありません。

とにかく必要なのは、お芝居を観た人が「この人の演技、すごい…」と思う力です。外見に自信がない、という理由で俳優を目指すことを諦めるのは、本当にもったいないことだと、元マネージャーは心から思います。

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【管理人プロフィール】

芸能マネージャー向いている人向いていない人

 

はじめまして、元芸能マネージャーのコーイチです。

就職氷河期まっただ中、テレビ局を目指して就活するも全滅…。途方に暮れながらもあきらめきれず、なんとか某大手芸能事務所に拾ってもらいました。

右も左も分からない新人時代は、道を間違えてタレントに怒鳴られたり、深夜にロケ先から呼び出されたり…とにかく必死でした。

でもコツコツと続けるうちに、

  • レギュラー番組7本・CM5本を抱える人気女性タレント

  • 1年で連ドラ3本にレギュラー出演する俳優

などを担当できるようになりました。

現在は芸能事務所を卒業し、夢だった野菜作りに没頭中。畑で土に触れながら、のんびりと第二の人生を楽しんでいます。

このブログでは、芸能界に興味がある方や、マネージャーの仕事に興味がある方に向けて、経験をもとにリアルで役立つ情報をお届けしていきます。どうぞ気軽に読んでくださいね。

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