「俳優になりたいけれど、どうすればいいか分からない…」
そんな状況に悩み、毎日もどかしい思いをしていませんか?
芸能マネージャー歴15年の私としては一つの答えがあります。
そんな方には、俳優養成所に通うことをおすすめします。
というのも、最近の芸能事務所はスカウトや公開オーディションよりも、 養成所から新人を発掘する流れにシフトしているからです。
実はこの流れのきっかけは、芸人養成所の存在。吉本のNSC(吉本総合芸能学院)から、ダウンタウンやナインティナインといったスター芸人が次々と誕生しました。
その成功を目の当たりにした他の事務所も養成所を設立し、多くの人気芸人を世に送り出すようになったのです。
そしてこの流れは、俳優業界にも波及しました。
今では、コストや手間がかかるスカウトや公開オーディションよりも、 養成所で育てた人材を重視する傾向が強くなっているのです。
【芸能養成所からデビューした有名俳優・女優たち】
「俳優を目指すなら!お芝居の基礎力を磨くことは必須!」
俳優を目指すなら絶対的に必要なのが演技力。
でも、なかなか演技力って身につかないものなんです。
例えば、一人で自己流の練習をしていても、どうしても伸び悩む時があります。
他にも間違ったクセがついてしまい、逆に評価を下げてしまうことも少なくありません。
そんな時こそ、環境を変えて、プロの指導や仲間との切磋琢磨を通じて成長することが大切です。
とはいえ、「どの俳優養成所に行けばいいの?」と迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、元芸能マネージャーとしての経験と業界内の情報をふまえ、 安心しておすすめできる俳優養成所を3つ ご紹介します。
しかも、オーディションは無料で受けられるところがほとんど。
「俳優になる夢をまだ諦められない!」という方は、思い切って全部チャレンジしてみるのもアリですよ。
元マネがおすすめする俳優養成所3選
ここからは、私が芸能マネージャーとして現場で見てきた経験をふまえて、安心しておすすめできる俳優養成所をご紹介します。
「名前は聞いたことあるけど、実際どうなの?」という疑問にも触れながら解説していきますね。
ちなみに、芸能養成所に入るためにはオーディションがあります。
どれか一つだけでも良いですが、全部のオーディションを受けてみるのをお勧めします。
🥇キャストパワーネクスト
主役級のスターは少ないものの、ドラマや映画に多数の俳優を送り出していることで知られる芸能事務所 キャストパワー。そのキャストパワーが運営しているのが、この芸能養成所です。
キャストパワーネクストをおすすめできる特徴は、
- 養成所で勉強しつつ実際の撮影に参加できる
- 現役俳優から直接指導を受けられる
- 20代以降でも合格可能
特にユニークなのは、石橋保さんや大浦龍宇一さんといった実力派俳優による特別講義があること。
演出家からの講義はよくありますが、実際に演じる立場の役者から直接アドバイスを受けられる機会はとても貴重です。
さらに、映画への出資力を持つ事務所ならではの強みとして、養成所に在籍中でも作品に出演できるチャンスがあります。
大きな役を任されるのは難しいですが、プロの現場を体感できることは、将来俳優を目指す上で大きな財産になるでしょう。
あと、10代を募集している養成所が多い中、20代以降でも積極的に集めているのも特徴。
役者志望なら30代や40代からでも受け入れてくれます。
🥈ワタナベエンターテインメントアカデミー
大手芸能事務所 ワタナベエンターテインメント が運営する俳優養成所です。
(ちなみに「エンターテイメント」ではなく「エンターテインメント」が正しい表記なので注意してくださいね。)
ワタナベといえば、中山秀征さんをはじめ多くの有名タレントが所属していますが、最初に手がけたのは「ワタナベコメディスクール」という芸人養成所でした。
ここからハライチやイモトアヤコさんなど、人気芸人が数多く誕生しています。
そしてその流れを受けて設立されたのが、 「ワタナベエンターテインメントアカデミー」。
芸人だけでなく、俳優も本格的に育成するための養成所です。
卒業生には、山田裕貴さん・志尊淳さん・見上愛さんなど、今まさに第一線で活躍する俳優たちが名を連ねています。
ちなみに最近では、
戦隊シリーズの主役まで輩出するようになりました。
実力を認められるとほぼ間違いなく、ワタナベエンターテインメントに所属することができるのと、養成所時代でも小さな役などをもらい、撮影現場で勉強できるというメリットがあります。
一方で、入学金や授業料が高いということと、オーディションのレベルがやや高い、というデメリットがあります。
🥉テアトルアカデミー
俳優養成所といえば、必ず名前が挙がるのが テアトルアカデミー です。特に「子役の登竜門」として知られており、芸能界を目指すご家庭なら一度は耳にしたことがあるはず。
実際、ここから巣立った有名人は数えきれません。代表的なのが鈴木福くん。子役時代からドラマや映画に出演し、今ではバラエティや司会業など幅広く活躍しています。
ほかにも谷花音さん、横溝菜帆さんなど、子役として成功を収めたタレントを多数輩出しています。
テアトルアカデミーの一番の強みは、やはり 子役育成のノウハウ が圧倒的に蓄積されている点です。小さい頃から演技や表現を学ぶことで、舞台度胸や表現力が自然と身につき、芸能界での活躍につながっていきます。
子どものうちから芸能活動を経験できる場としては、国内でも屈指の実績を持っているといえるでしょう。
ただし、テアトルアカデミーは子役だけではありません。大人向けの俳優・タレント育成にも力を入れており、実際にドラマや映画に出演している卒業生も数多くいます。
子役としてデビューし、成長してからも活躍の幅を広げている人も多く、「芸能人生を長期的にサポートできる養成所」という側面を持っています。
もうひとつ注目すべきは、 所属とマネジメント体制。
テアトルアカデミーに入所した後は、オーディションを通じてテレビや映画に出演するチャンスが与えられます。
母体のプロダクションがしっかりと芸能界とのパイプを持っているため、在籍中から芸能の現場を経験できる可能性が高いのです。
もちろん、最初から主役を張るような大きな役が回ってくるわけではありません。
しかし、小さな役でも現場に立ち続けることで、プロの俳優やスタッフとのつながりが生まれ、実践的な経験が積めます。これは机上のレッスンだけでは絶対に得られない貴重な学びです。
さらに、全国に校舎があるのもテアトルアカデミーの魅力のひとつ。東京だけでなく、地方在住でもチャンスをつかめる環境が整っています。「東京に出ないと芸能界は難しい」と思っている方にとって、地元からでも一歩を踏み出せるのは大きな安心材料でしょう。
まとめると、テアトルアカデミーは
- 鈴木福くんをはじめとする子役の成功実績
- 子役育成に圧倒的な強み
- 大人の俳優やタレント育成にも対応
- 全国に校舎がありチャンスが広がる
という4つのポイントで他の養成所と一線を画しています。
「子どもを芸能界に挑戦させたい」「自分自身も俳優としてデビューしたい」——そんな夢を持つ方にとって、テアトルアカデミーは間違いなく選択肢のひとつになるでしょう。
【テアトルアカデミーに騙された?良かった?】子供を通わせた親たちのリアルな評判や口コミ
まとめ
今回ご紹介した俳優養成所はどこもおすすめできるものですが、個人的な考えでは
- 養成所で勉強しつつ実際の撮影に参加できる
- 現役俳優から直接指導を受けられる
- 20代以降でも合格可能
という特徴がある「キャストパワーネクスト」が一番おすすめですね。
もし、今俳優養成所に行こうか悩んでいる、どうしても俳優の夢を諦められないなら一度オーディションを受けてみてはどうでしょうか。
芸能人になりたいけど、このままでいいですか?
- 事務所オーディションを受けても落ちてしまう
- スカウトされる気配がまったくない
- 演技や表現の基礎がないため自信が持てない
- 芸能界に知り合いがいないので、どう動けばいいかわからない
- 年齢制限が迫っていて焦っている
- 同じ夢を持つ仲間がいなくて、やる気が続かない
「ダメ元で挑戦すればよかった…」とならないために
- 年齢制限で挑戦のチャンスを失う
- 実力をつける前にライバルが先にデビュー
- モチベーションが下がり、夢を諦めてしまう
- 「あのとき挑戦しておけば…」とずっと後悔する
芸能界には多くのチャンスが転がっていますが、そのチャンスをたった一度の機会で掴む人はかなり希少な存在です。
今、活躍している芸能人の多くは、何度もオーディションに落とされて、悔しい思いを何度もして、「もうこれ以上は頑張れない‥」という絶望を何度も味わってきた方ばかりです。
失敗は成功の元と言いますが、多くの失敗を重ねた人が成功を掴んでいる。
この事実を、マネージャーとしていくつも見てきました。
だから、一つでも失敗を得るためには少しでも早く始めた方が絶対に得だと思うのです。
「俳優養成所」は意味がないという意見もありますが
ただ、どうしてもスカウトされない、事務所の新人オーディションで落ち続けてしまうなら…
養成所で基礎から演技や表現を学ぶことは、次のチャンスを掴むための有効な一歩です。
正直に言うと、元芸能マネージャーの私としては養成所を万能の成功ルートとは思っていません。
中には「俳優養成所に入る意味はない」と主張している人もいます。
でも、養成所でコツコツ努力を積み重ねた結果、日の目を浴びている俳優はたくさんいるんです。
これからは「スカウト」よりも「養成所」が主流になる
今後、芸能界に入るにはスカウトではなく、養成所からというのが主流になると思います。
なぜなら、多くの芸能事務所が「養成所」の威力を目の当たりにしているからです。
元々、芸能養成所の始まりは吉本興業のNSCだと言われています。
とこんな感じで、多くの芸人を擁する芸能事務所が次々と養成所を作ることにしたのです。
結果、吉本以外の多くの芸人事務所が売れっ子芸人を育てることに成功したのです。
すると、その流れは芸人だけでなく、俳優や女優へと続いたのです。
実は、スカウトで所属者を集める多くの芸能事務所は、このような弊害を抱えていました。
- ビジュアルは良いけどお芝居ができない
- レッスン費用などの投資にお金がかかる
- せっかく育てたのに他事務所に移籍される
- そもそも「熱意がない子」が多い
ビジュアル重視、というかビジュアルでしか判断できないスカウトでは、うまく育ってくれないだけでなく多額の資金を入れなければなりませんでした。
でも、養成所を作ることで
- レッスン費用などを学費で集められる
- お芝居やトーク術、歌など才能がある人を発見できる
- 自分が目指しているので「やる気」がある子を集められる
という事務所側としては、願ったり叶ったりの状況が生まれたのでした。
この流れは間違いなく続くでしょう。
「私なんてスカウトされないし…」と思っている方には良い時代になったのです。
養成所からデビューした俳優たち
今、芸能界で成功している俳優たちの多くは事務所からスカウトされた人です。
でも、誰にも注目されていない状況から養成所で実力を養い、今成功している俳優は少なくありません。
例えば
- 石原さとみさん
- 吉岡里帆さん
- 宮野真守さん
- 桐谷健太さん
- 山田裕貴さん
- 見上愛さん
彼らも、スカウトからではなく養成所から這い上がってきた俳優です。
養成所で地道に実力をつけて花を咲かせるという方法を選ぶのも一つの手だと思います。
養成所で得られるメリット
- 演技・歌・表現力の基礎が身につく
- 同じ夢を持つ仲間と出会える
- 養成所主催オーディションやスカウトのチャンス
- 自分の魅せ方を知り、オーディションで自信を持てる
今、ドラマや映画、CMで大活躍している吉岡里帆さんは京都から東京の養成所に通う日々を送っていました。
バイトをいくつも掛け持ちして、高速バスで東京へ向かい演技のレッスン。
終わったらネットカフェでシャワーを浴びて、京都へ帰る。
こんな努力を積み重ねた結果、主演女優という立場を手に入れました。
「努力は決して裏切らない」とは絶対に言えません。
でも、「努力なしに結果は出ない」というのは絶対に言えます。
俳優養成所のおすすめの選び方は?
俳優養成所を選ぶ際にまず確認したいのは費用です。
入所金や月謝は養成所によって幅があり、安ければ数万円から、高ければ数十万円かかる場合もあります。
費用が高いから良い、安いから悪いというわけではなく、自分の予算に合い、続けやすいかどうかを基準にしましょう。
ちなみに、入所料や授業料を免除・減額してくれる特待生制度のある養成所も結構あります。
次に注目すべきはカリキュラムです。
演技の基礎だけでなく、発声・ダンス・映像演技・オーディション対策など、実際の現場を意識したレッスンが揃っているかをチェックすることが大切です。
また、講師の質も重要です。現役で活躍している俳優や、業界経験が豊富な指導者が在籍していると、リアルなアドバイスや人脈につながる可能性があります。
さらに見逃せないのが卒業生の実績です。その養成所からどんな俳優がデビューしているか、芸能事務所への所属実績はあるかを確認すれば、将来のイメージが湧きやすくなります。
これらのポイントを総合的に比較することで、自分に合った俳優養成所を選びやすくなります。
俳優養成所と専門学校の違いって?
俳優を目指すときによく比較されるのが「俳優養成所」と「専門学校」です。
一見似ていますが、その目的や仕組みには大きな違いがあります。
まず俳優養成所は、芸能事務所が直結で運営しているケースが多く、在学中から事務所のオーディションを受けられたり、舞台やドラマの現場に出演できるチャンスがあるのが特徴です。
短期間でプロの現場に近づきたい人や、実績を積みながら芸能事務所に所属したい人に向いています。
一方で専門学校は、演技の基礎を2年制などでしっかり学べる教育機関で、卒業時には専門士や学位が得られる場合もあります。
授業内容も幅広く、演技だけでなく映像制作や舞台運営など関連分野を学べるのもメリットです。
俳優・女優だけでなく、作品作りを支える裏方的なことも学べるのも大きいですね。
簡単に説明すると、養成所は即戦力を育成する場、専門学校は体系的に学ぶ場、とイメージすると分かりやすいでしょう。
どちらを選ぶかは「早くデビューしたいのか」「時間をかけて土台を築きたいのか」という将来像によって変わります。
演技未経験でも通えるの?
多くの人が「俳優養成所には経験者ばかりが通っているのでは?」と不安に感じますが、実際には未経験からスタートする人が大半です。
養成所には基礎クラスが用意されており、発声・滑舌・姿勢・表現方法など、一から丁寧に学べる環境が整っています。
最初は舞台に立ったことがない人や、人前で話すのが苦手だった人も、数か月のレッスンを通じて自信をつけていくケースが多いのです。
また、芸能事務所が直営している養成所の場合は、未経験者の原石を発掘することを目的にしているため、経験の有無よりも「素直さ」「伸びしろ」を重視します。
むしろ、変なクセがついていない未経験者のほうが吸収が早いと考える講師も少なくありません。俳優の世界は年齢や経歴に関係なくチャンスが巡ってくるため、未経験だからといって諦める必要はありません。
最初の一歩を踏み出せば、誰でも成長できるフィールドが俳優養成所には用意されています。
年齢制限はある?20代からでも遅くない?
俳優養成所に入る際、多くの人が気になるのが年齢制限です。
確かに一部の養成所では「10代~20代前半まで」といった募集条件を設けている場合もありますが、実際には20代後半からでも応募可能な養成所は多く存在します。
さらに30代や社会人経験者を受け入れているスクールもあり、「演技を学びたい」という熱意があればスタートは決して遅くありません。
特に近年の映像作品やドラマでは、幅広い年齢層の役者が求められているため、年齢が高いことがむしろ強みになるケースもあります。
また、20代から学ぶことで社会経験を活かした表現力が養われやすく、役柄に厚みを出せるというメリットも。未経験から始める人も多いため、同世代やそれ以上の仲間と切磋琢磨できる環境も整っています。
結論として、20代から俳優を目指すのは全く遅くなく、むしろ現実的な選択肢だといえます。大切なのは年齢ではなく、継続して努力する姿勢なのです。
元マネがおすすめする俳優養成所はここ
「いつか挑戦したい」と思っているうちに、チャンスは減っていきます。
もし今までのやり方でうまくいっていないなら、環境を変えることが必要かもしれません。
ここの養成所は演技などのレッスンに定評があるだけでなく、母体の芸能事務所の営業力にも定評があります。
在京キー局とのコネクションが太く、俳優として成功するチャンスを掴むには最もおすすめです。
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