顎にできる梅干しのようなシワ。
多くはありませんが、芸能人の中にはこの梅干しジワができる人もいます。
- 山崎賢人さん
- 山下智久さん
- 石原さとみさん
- 松たか子さん
などがSNSなどで「あれ?梅干しジワがあるんじゃ?」などという噂や指摘がされることがあります。
で、この梅干しジワですが、実際男性はほとんど気にしません。
他人の梅干しジワはもちろん、自分自身に梅干しジワがあったとしても気にする男性は皆無と言ってよいでしょう。
でも、女性は違うんですよね…。
自分の顎に梅干しジワがあるとめちゃくちゃテンションが下がるんです。
そんなタレントを担当に持つマネージャーも大変なんです。
この記事では、とある30代タレントが「どうやって顎の梅干しジワを解消したか」というお話をご紹介します。
笑うと顎に梅干しジワが出てきてしまう30代女性芸能人
私の担当していた当時30代の女性芸能人。
さすがに実名をあげる訳にはいきませんが、バラエティー番組やCMに結構出ていたので知っている方の方が多いかと思います。
そんな彼女の悩みは顎に梅干しジワができること。
楽屋でもいつもメイクさんと「あーでもないこーでもない」と梅干しジワについて話し合っていました。
男性の私からすると「そのくらいいいのでは…?」などと思うのですが、やっぱり自分の姿が全国に晒される芸能人。
少しでも自分が気に入らない画像は拡散させたくないものなのです。
顎の梅干しジワは写真チェックで必ず修正
マネージャーの仕事の一つに「ポジチェック」というものがあります。
雑誌などで写真撮影をした後、雑誌の発売前に編集部から「この写真を使いたい」というポジが送られてきます。
ちなみにポジとはカラー写真でプリントされた状態で色が見たままと同じ状態で写っている写真の事。
で、このポジを拡大鏡で見ながら、修正して欲しい部分を書き出すんです。
具体的にはこんな感じ。
- シワが目立つ部分を消して欲しい
- 静電気でできたアホ毛を消して
- 肌の色味をもうちょっと赤く
こんな感じで、直して欲しい部分に赤く修正点を書いて編集部に送り返すんです。
もちろん、彼女のポジチェックをする時はまず顎を見ます。
カットによっては例の”梅干し”が見られるので、顎の部分を大きく丸をつけて
「シワ取る」
という指示を出します。
で、CMの場合も修正をお願いすることもできます。
しかし、静止画と違って動画の修正はなかなか難しい話なのです。
ただ、CMは15秒や30秒という短い尺しかないし、そもそもCMは制作費も多いんで動画の修正も頼めるんです。
しかし、テレビ番組はそういうわけにはいきません。
多くの出演者が出る番組で1人だけ修正してもらうなんてことはできません。
というか、そんなことを番組スタッフに要求したら「そんな面倒なタレントはもう呼びたくない」と思われるのがオチです。
ボトックスも試してみたけれど…
実を言うと、彼女は以前から何度か美容クリニックに相談してたんです。
ボトックスのことも、僕が最初に聞いたのは楽屋での雑談でした。
「ちょっと…今度、顎にボトックス打ってみようと思っててさ」って。
正直、僕は“またそんなこと気にして…”って思ってたけど、彼女は本気でした。
仕事の後にこっそりクリニックへ行き、ほんとに施術してきたんです。
数日後、顔を合わせた時に真っ先に思ったのが「なんか表情固い…?」ってこと。
もちろん、言えないですよ?言ったら地雷ですから(笑)
本人も気づいてたみたいで、「なんか笑った時に、自然に笑えてない気がする…」とぼそり。
それ以来、彼女はボトックスをやめました。
「結局、根本的な解決にはならないんだよね」と、ちょっとがっかりした顔してました。
たまたま行った歯医者さんで衝撃の一言
ある日、いつもの撮影終わりに彼女が「なんか奥歯がズキズキする…」って言い出して。
「虫歯ちゃいます?予約入れます?」って聞いたら、「うん…ちょっと見てもらいたいかも」って。
で、家の近所の歯科医院を一緒に探して、翌日すぐに予約を取りました。
そしたら、診察室から出てきた彼女の表情がめっちゃ険しいんですよ(笑)
「マネージャー、聞いてくれる?先生がさ、“噛み締め癖があるせいで顎に力が入って、梅干しジワが出やすくなってますね”って言うの…!」
もう、本人としては大発見だったわけですよ。
今まで何十枚も写真見返して、自分なりに原因を探してきたのに…まさか歯だとは。
その場で、矯正の話が出たときの彼女の反応は早かったです。
「…やるしかないよね」って、決意した顔してました。
歯列矯正をスタートしたら…
数日後には、もう矯正専門のクリニックに相談へ行っていました。
「マウスピース矯正って今は目立たないんですね!」と興奮気味にLINEが来たのを覚えてます(笑)
最初のうちは、しゃべりにくかったり、食事のたびに外したりするのが面倒そうでしたが、彼女の律儀な性格もあって、スケジュール通りに矯正生活をこなしていました。
撮影現場にもマウスピースのケースを持ち歩き、空き時間にチャチャッと付けたり外したり。
それでも「本番前に着けるとちょっと滑舌が心配」と言って、ちゃんと調整してたんです。
本当に偉かった。
僕も、そこまでやるなら全力で支えようと思いました。
あれ?なんか、シワが減ってない?
始めてから約3ヶ月。
ある日、いつものように雑誌のポジチェックをしてたんですよ。
拡大鏡で顎の部分を見てたら、「あれ…?いつも書き込んでたあの梅干しジワ、なんか…うすない?」って。
思わず、隣にいたメイクさんに「これ、どう思います?」って聞いたら、
「あ、やっぱ思いました?ファンデのヨレが前より出にくくなってるんですよ〜」って。
それを本人に伝えたら、めっちゃ嬉しそうな顔してました。
「本当!?ちょっと、前の写真と並べて見せて!」って。
比べてみたら一目瞭然。「これ、もう戻れないね(笑)」って冗談交じりに笑ってました。
自分に自信が持てると、すべてが変わる
それからというもの、彼女の表情が明るくなりました。
鏡を見る回数も増えたし、撮影の前も「今日は調子いいかも♪」なんて自分から言ってくれるように。
以前は「変な角度から撮らないでね」って細かく指示してたのに、今ではほとんど何も言わない。
心から“あ、自信ってこういうことか”と思いました。
芸能人はとにかく「見られる仕事」。
コンプレックスがあると、どこかぎこちなくなる。
でも、それが一つでも解消されると、演技も、笑顔も、立ち振る舞いも全部変わるんですよ。
矯正って地味だし、地道だけど――
それがきっかけで、彼女の人生の景色がちょっと明るくなった気がします。
まとめ:悩んでるなら、一歩踏み出してもいいかもしれません。
今回の彼女の変化を、僕は一番近くで見てきました。
正直、最初は「矯正で梅干しジワがなくなるなんて、ほんまかいな…?」と思ってました。
でも、事実として“変わった”んです。目に見えて。
それは、外見だけじゃなくて、彼女自身の気持ちが変わったことが何より大きかった。
悩みって、見えないところにあると余計に深くなりがちやけど、
「もしかしたら歯並びや噛み癖が原因かも」って、一度ちゃんと専門家に相談してみるのは大正解やと思います。
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