看護師から芸能マネージャーになれるものでしょうか？
マネージャーになりたくても、全く畑違いの医療の世界から芸能界で幡働くことはできるのか心配に思っているかもしれませんね。
でも、結論から言うと看護師から芸能マネージャーになることは可能です。
15年間芸能マネージャーとして働いてきた身からすると、むしろ看護師さんはマネージャーに向いているのでは？とも思うんですよ。
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芸能マネージャーの半分以上は未経験の転職組
芸能マネージャーになるには、芸能事務所の採用面接を受けるのが９９％です。
中には事務所の雑用アルバイトからマネージャーになったという人やタレントの専属運転手からマネージャーになったという人もいますが、ほとんどが事務所の採用面接経由です。
これは社会人未経験の新卒も社会人経験ありの中途採用も共通。
でも、芸能マネージャーって半分以上はマネージャー未経験の中途採用組が多いんですよね。
私の場合、上司や同僚、部下、そして他事務所のマネージャーには前職が
- タクシードライバー
- 家電量販店
- 大型スーパーの店員
- ホテルマン
- 自動車整備工
など芸能界はおろかマスコミ業界ともまったく関係のない仕事をしていた人はたくさんいました。
そして、私の知っている限り看護師から芸能マネージャーとしてバリバリ働いている知り合いの女性もいます。
なので、「看護師だけどマネージャーに転職ってどうなんだろう…？」と不安に思っているなら、まったく不安になる必要はありません。
ちなみに、鍼灸師から芸能マネージャーに転職した方もいらっしゃいましたよ。
看護師は芸能マネージャーに向いている５つの要素
芸能マネージャーの仕事の根幹はタレントのサポートをすること。
タレントがテレビや映画で自分の仕事に集中できるよう、そして気持ちよく仕事ができるようにサポートするのがメインの仕事です。
で、これって言い換えれば「タレントへの奉仕」みたいなもんです。
看護師さんは病人や怪我人に奉仕するお仕事なので芸能マネージャーには非常に向いていると思います。
で、私は看護師の仕事は未経験ですが、看護師の仕事内容を詳しく調べてみると芸能マネージャーに必要な素養が自然に身についていると思うんですよね。
具体的に言えば５つの点で向いていると思うんです。
マルチタスク能力
看護師は複数の業務を同時進行でこなす必要があるため、芸能マネージャーのスケジュール管理やタレントのフォローにも適応できる可能性が高いですよね。
車の運転をしながら次の現場のことを考える、なんてことは日常茶飯事なので同時にいくつものことを考えられる能力って大事なんですよ。
危機対応力
看護師の経験で培った緊急時の冷静な対応力は、突発的なトラブルが多い芸能界で大いに役立ちます。
流石に芸能マネージャーの仕事で生命の危機とかそういう危機に直面することはなかなかないですが、新幹線や飛行機のトラブルで仕事に間に合わない、なんていう危機的状況って起こりうる話。
そんな時看護師さんって肝が据わってるというか、冷静に対処できたりしますね。
コミュニケーションスキル
看護師は患者や家族、医師などと柔軟にコミュニケーションを取るスキルが必要で、タレントや関係者との調整にも活かせます。
はっきり言ってマネージャーの仕事はタレントやスタッフと上手く意思疎通ができないと詰んでしまいます。
観察力と気配り
患者の状態を的確に把握する看護師の観察力は、タレントの心身の健康や感情の変化に気づき、サポートする際に有効なんですよね。
タレントの機嫌を見てから新しい仕事の相談をする、というマネージャーって多いんですよ、実は。
体力と忍耐力
長時間の勤務に耐える看護師の体力と忍耐力は、忙しい芸能マネージャーの業務を乗り切る力になります。
さすがに不眠不休で働く、ということはなかなかないですが、8時間労働して「お疲れさまでした」は無理な仕事ですからね。
看護師から芸能マネージャーになるとどうなる？
同僚や他事務所に看護師から芸能マネージャーになった人が何人かいました。
で、彼女たちから「看護師辞めてマネージャーになってよかった！」みたいな感じの話を聞けたのでご紹介しますね。
家と病院を往復するだけの生活から脱出
看護師さんて家と病院を往復するだけの生活に飽き飽きしてるそうですね。
他に行くのは昼食を買いに行くコンビニくらいとか。
まじで家⇨病院⇨コンビニ⇨病院⇨家みたいな感じだとか。
気がついたら家のソファでグッタリしてる毎日。
でも、マネージャーになったらいろんな所に行けてすごく楽しくて新鮮な気持ちになれるとか。
今日は日テレ、明日は渋谷でロケ、明後日は大阪出張。
こんな感じで毎日が違う場所に行けるのは本当にありがたいそうです。
もちろん事務所にも行くけどそれ以上に現場に行くので、なかなか事務所に慣れなかった、という人もいます。
看護師より全然不規則じゃない生活
看護師って日勤と夜勤があって、看護師たちが平等に働けるようなシフトを組まされます。
もちろん、夜勤明けは1日休みを貰えたりするそうですが。
一方芸能マネージャーも時間が不規則なお仕事。
早朝に家を出て深夜に帰宅、なんてことはよくある話です。
でも、芸能マネージャーって地方や海外ロケ以外は基本的に毎日家に帰れます。
24時間テレビや年末年始みたいな特別な仕事以外なら。
で、タレントの仕事って朝早く夜遅いだけでなく、朝遅く始まり夕方前には終わる、なんてことも多々あります。
そういう場合って当然マネージャーも早く帰ることができます。
マネージャーの世界では「早く帰れる時は早く帰って良いよ」という不文律があったりするので、後ろめたさなく帰ることもできます。
名刺入れが分厚すぎ！いろんな人と知り合えた
看護師時代は病院内のスタッフと患者さんだけの世界。
毎日毎日同じ人と顔を合わす毎日だったそう。
でも、芸能マネージャーになってからは「これでもか！」というくらい色んな人と知り合いになれたそうです。
テレビ関係、雑誌関係、CM関係などはもちろん、ロケでお邪魔した芸能とはまったく無関係の人と知り合う機会が劇的に増えたそうです。
以前は金属でできた30枚入れが可能な名刺入れを使っていたそうですが、１ヶ月もしないうちにパンパン。
今では革製で100枚以上は入る名刺入れを使っているそうです。
やはり、いろんな人と出会える職場って看護師さんにはめちゃくちゃ新鮮に映るようです。
閉鎖された空間で毎日仕事をしていると「変わり映えのない毎日」が続く。
刺激が多い仕事なので、気がついたらすぐ「もう年末か…」となってしまうのが悩みだとか。
まとめ
看護師さんから芸能マネージャーに転職して活躍している人は珍しくありません。
しかも、看護師という仕事の特性上、芸能マネージャーに向いている可能性大。
実際、看護師から転職した女性が知人にいますが、側からみても楽しそうに仕事をしていますね。
病院と家の往復だけの毎日で辟易してるなら芸能マネージャーを目指すのもアリだと思いますよ。
かなり、人生が変わるはずです。
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