売れる芸能人と売れない芸能人の違いってなんだと思いますか?
芸能界には
「この人メチャクチャ可愛いのにイマイチブレイクしない…」
という人もいれば
「この俳優全然イケメンじゃないのにいつもテレビに出てる…」
こんな人もいたりします。
この差は一体どこにあるのか?
これについて芸能マネージャーを15年間つとめて、多くのタレントを側で見てきた私が
「売れるタレントが持っていた共通点」
をご紹介します。
諦めがメチャクチャ悪い
現在売れてるタレントのうち、デビューからなんの挫折もなく今の地位を手に入れた人って全体の1割もいません。
1割どころか1%もいない感じじゃないでしょうか。
芦田愛菜ちゃんみたいに最初から順調順調で進んでいる人は圧倒的に少数派。
どんなに売れっ子でもオーディションに落ちまくっていますし、「あんた誰?」みたいな期間を耐え続けてきた人たちです。
それでも、諦めずにあれこれ試行錯誤して「今度こそ!」という気持ちを持ち続けられる人が芸能界で成功する人の共通点です。
実際、容姿も良いし才能あるのに途中で辞めちゃう子って本当に多いんですよね。
もったいないけど、諦めが悪いという才能が無かったんでしょうね。
苦しい時期や経験ってタレントとしての才能を開花させるのにメチャクチャ重要なんです。
タレントとしての深みを熟成させるための発酵時期みたいなもの。
逆にあんまり苦しい思いをせずにパッと売れちゃう人っているじゃないですか。
そういう場合って、ブームが去るみたいな感じで急激にダメになっちゃうもんなんです。
あっという間に売れっ子になった人って、同じ角度であっという間に「あの人は誰?」みたいな存在になってしまうものなんです。残念ながら。
ストレスに耐えられる精神力がハンパない
芸能界って華やかな世界に見えるけどメチャクチャ孤独な世界だったりします。
特にタレントはめちゃくちゃ浮き沈みの激しい世界。
今日は需要があっても、来月には誰にも相手にされないことも珍しくありません。
その恐怖からくるストレスに毎日耐え続けなくちゃいけないんですよね。
昔、ある担当タレントから言われたのは
「マネージャーさんはいいですよね。私がダメになっても他のタレントさんを担当すればいいんですから」
これにはグサリときましたね…。と思いつつ「そりゃそうだ…」とも思いましたが。
これくらいのストレスに耐えられる人が売れるタレントの条件でもあるのです。
売れる人の基本的な性格は「負けず嫌い」
負けず嫌いの性格は芸能界売れるための絶対的な条件でしょうね。
「いえいえ、どうぞお先に売れちゃってください」なんて思うタレントで売れっ子はまずいないでしょう。
特に自分と年齢やキャラクターがカブっているタレントには、表にこそ出さないものの敵愾心MAXです。
一見、気弱そうで穏やかに見えるような女性タレントさんだって、マネージャーやスタイリストなど身内だけの時には容赦無く「なんであの子の方が私より優遇されてるの?」みたいな感じの言葉を発する方って本当に多いんですよ、実は。
レギュラー番組で夏休みを取れる機会があっても「自分の代わりに出る子にポジションを奪われたら」と夏休みを拒否する人もいるくらいです。
売れる人は同性のファンが多い
多くの人が「異性にキャーキャー言われたい」という気持ちで日々頑張っています。
つまり、モテたいという願望を持っています。
もちろん、芸能人として売れたい!という動機としては全然問題ありません。
むしろ、そういった下心を持ってるほうが健全です。
でも、売れる芸能人に共通しているのは同性のファンが多い人なんです。
異性から見て「かっこいい!」とか「可愛い!」というのはもちろん必要なことなんですが、やっぱり売れてる芸能人って同性から好かれている人が多い傾向があります。
で、そういう人は「あの人みたいになりたい!」と思われてるわけなんですね。
女性が「自分もあの人みたいな髪型にしたい!」という女優さんや、男性が「俺もあの人が来てる服着よう!」という男性アイドルなんかは持続的に売れていますね。
同性からの強い支持、そして憧れを持たれることは売れるために絶対的に必要な要素です。
売れっ子はどんな事にも手を抜かない
芸能界ってどこで誰が見ているかわからない世界です。
ドラマや映画のあまり重要ではないシーンでも絶対に気を抜きません。
そこでのチョイ役が目に止まって売れるキッカケをつかんだ、なんていうケースは星の数ほどあったりします。
逆に「この仕事は大したことないからテキトーにやっとこう」みたいなことで評価を激下げされたタレントもいます。
確かに気持ちはわかるんですよね。
数百〜数千万円のお金が動くCMのお仕事と、謝礼が数千円の仕事とでテンションが違うのは。
でも、ここで一切手を抜かない人が売れてるタレントさんです。
どこで誰が見てるか分からない、という恐怖を感覚的にわかってるからなんですよね。
自分への投資は惜しまない
女優さんが綺麗の秘訣は?と聞かれて「いえいえ何もやってないんですよ。散歩くらいですかね」とか答えるの見たことありますよね。
これ嘘です。
テスト当日に「昨日勉強した?」「いや、昨日寝ちゃってさ。全然やってないよ」
このくらいの嘘です。
実際、売れているタレントは商品である自分自身への投資は惜しんでいないんです。
ダイエットはもちろん、メイクの勉強やしみとりやクマとりなど美容関係には惜しげもなく投資しています。
外見以外にも語学習得や茶道・日本舞踏などの教養にもどんどん投資しています。
芸能界の世界って「何をやっても投資になる」の世界です。
例えば、ヒロミさんのようにDIY好きが仕事にガッチリ繋がっていますよね。
商品である自分自身に投資していないまま売れているタレントは皆無と言って差し支えありません。
売れている人は「運」を大切にしている
いつどんなチャンスが転がってくるか分からないのが芸能界の世界。
例えば川口春奈さんは、フジテレビ「サイレント」の主演や数々のCM契約を持つ超売れっ子ですが、彼女が18歳くらいの頃は「低視聴率女優」なんて言われてたんですよ。
主演したゴールデンタイムのドラマが当時の最低視聴率を記録してしまい、これを機にそんなに目立たない女優さんになってしまいました。
それでも、NHK大河ドラマで沢尻エリカさんの逮捕によって出番が回ってきて今のブレイクにつながりました。
やっぱり売れる芸能人には自分の努力だけではなんともならない「運」要素が必要でもあるんですよね。
芸能人に多いトイレ掃除で運を掴む人
でも、「運」ってどうやったら掴めるのでしょうか?
正直、運を掴む方法は分からないのが本音です。
でも、何人かの売れている芸能人に共通していることがあるんです。
それは自分でトイレ掃除をしていること。
俺は汚いトイレを見ると、掃除をせずにはいられない。飲み屋でトイレに入って、前の人が粗相をしていたりすると、つい掃除をしてしまうのは昔からの癖みたいなものだ。今までいったい何遍、見ず知らずの他人が汚したトイレを掃除したことか。
これは世界のキタノ、ビートたけしさんの言葉です。
師匠からの教えでトイレ掃除をするようになり、芸能界で天下を取った後も欠かさず自分でトイレ掃除をしているそうです。
トイレ掃除は、誰もがした方が良いとはわかっているけど、絶対にしないといけないものではない、すぐに困るものではないことです。
そうした掃除に対する『面倒だな』、『しなくてもいいかも』と感じる気持ちは、実際に行動に移すことで自分の中から取り除くことが出来るんですね。
このように、面倒だと思うものに対して定期的に努力を続けていく姿勢は、あらゆる面で良い効果となり、長期的に見れば運気も上がったように思えるのでは?
まとめ
マネージャーとして数々の売れている芸能人を見ていると
- 諦めが悪い
- ストレスに耐えられる強靭な精神力
- 負けず嫌いがハンパない
- どんなことにも手を抜かない
- 自分への投資は惜しまない
- 運を大事にしている
という共通点がありました。
「芸能界で売れたい!」と思っているなら、これらを参考にしてみてはいかがでしょうか。




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