芸能マネージャーになって芸能界で働いてみたい!
そんな思いを持っているなら今から準備をしておくと採用される確率が劇的に上がります。
私は15年間大手芸能事務所でマネージャーとして働いてきました。また、マネージャーとして働きながら採用担当になったこともあります。
その経験から、「こんな人はぜひ採用したい!」と思わせる人材になるための5つの方法をご紹介します。
①都内のテレビ局やスタジオは把握しておく
芸能マネージャーの仕事場は大体テレビ局や収録スタジオになります。いわばここが主戦場。マネージャーになってから初めてテレビ局に行くのと、行ったことがあるテレビ局に行くのとでは雲泥の差があります。
- NHK(渋谷)
- 日本テレビ(汐留)
- テレビ朝日(六本木)
- TBS(赤坂)
- テレビ東京(六本木)
- フジテレビ(台場)
この辺りは絶対に一度は足を運んでおきましょう。
もちろん入構証がないのでテレビ局の中には入れませんが、ガードマンがいる入構ゲートがある付近ぐらいまでは誰でも入れます。一度はテレビ局の雰囲気などをつかんでおくのは大事なことです。
また、テレビ局以外の収録場所としてTMC (世田谷)、緑山スタジオ(横浜)、生田スタジオ (よみうりランド)この辺はよく使うスタジオなので、できればここらも1度は足を運んでみると良いと思います。
ドラマを主戦場とする俳優のマネージャーになったら、これらのスタジオは必ず行く場所です。しかも、このスタジオたちはメチャクチャ分かりにくい場所にあるんですよね。電車でもいいので一度は行っておきましょう。絶対に損しないはずですよ。
②今のうちに車の運転技術を上げておく
マネージャーになって最初にやる仕事は現場マネージャーとしてタレントの送迎をすること。なので、多くの芸能事務所は現場マネージャーの採用試験時に運転技術のテストを行うところも多々あります。
- スムーズな運転ができるか
- 安全な運転ができるか
などを試験官が同乗してテストを行うこともありますが、経験上1番のポイントは駐車するスキルです。
やはり運転の上手い下手の1番差が出るところは駐車の技術。何回も切り返しをしないと駐車できないという技術では。よほど他に秀でた部分がないと落とされるリスクがあるんです。
ただ運転免許証を持ってれば良いと安心するのではなく、芸能マネージャーを目指すのであれば駐車の技術は上げておいた方が絶対に良いでしょう。できれば、縦列駐車も簡単にできるとさらに印象が良くなります。(これガチです)
あと、意外にできない人が多いのが車線変更です。
テレビ局に向かう際、国道246号や六本木通りは必ずといって通る道。これらの道は3車線の区間が多くあったり交通量の多い道。スムーズに車線変更できず、目的地に到着できなかったらどうしようもありません。
どんなに道が混んでいても、スムーズな車線変更ができるようになっておくと良いでしょう。
ついでに言うと、首都高速の入り口についても勉強しておくとさらに〇。首都高速の入り口や出口っ「北には行けるけど南には行けない」「ここから行くと出られるけどあちらから行くと出られない」という場所が多いんですよね。「首都高速の乗り降りは得意です!」というのはすごく良い自己PRになるはずですよ。
③丈夫な体作りはマネージャーになる一歩
芸能界では多少熱が出たとか、頭が痛い程度では休めません。
出役側であるタレントさんも、よほどのことがない限り当日の予定をキャンセルして休む事はしません。
(まぁ責任感があるから売れるのであって、責任感がないタレントさんは売れないでしょうけど)
もちろんそのタレントにつくマネージャーもめったなことでは休むことができません。
インフルエンザやコロナなどのように他人に感染させてしまう恐れがある場合や、入院をしなければいけないような病気や怪我以外では休めないと思って良いでしょう。
そのためにも今の家から十分な体力作りをしておくことをお勧めします。
ランニングをする、筋トレをするなどでも体の丈夫さはずいぶん変わってくるはずです。
マネージャーの仕事で1番体力的にきついのは、やはり睡眠時間が少なくなってしまうこと。睡魔に襲われながら、車を運転してでも安全に運転できる技術が必要になります。
そのためには基礎的な体力を持っておくのは必須作業ですよ。
④元気に挨拶できるのが当たり前になること
芸能界の挨拶は基本的に3つ。
- おはようございます!
- お疲れ様です!
- お疲れ様でした!
たったこの3つを覚えるだけで充分です。なので、誰でも挨拶することができます。
ただ、新人マネージャーで多いのが声が小さく元気がないこと。聞こえるか聞こえないかどうかビミョーな音量で挨拶する新人マネージャーの多いこと多いこと…。声が小さいと挨拶を受けた側から悪い印象を持たれてしまいます。
別に高校野球の野球部のように大声で張り裂けるような挨拶をする必要はもちろん必要ありません。でも、相手から(お!こいつ元気あるなぁ)という印象を持たれることで、ずいぶん得することがあるんですよ。やっぱり、人って暗い人はなるべく避けたいですよね?
友人や学校の先生、買い物したときの店員さんなど挨拶をすることが度々あると思います。今からでもその人たちを練習台?にして、大きい声でハキハキ挨拶する癖を身に付けておくのも芸能マネージャーになるために今からできることです。
⑤一般的な社会常識を身につけておく
マネージャーの仕事の目的は、タレントに仕事をしてもらうことです。ドラマや映画の撮影で演技をするのはタレントの仕事ですが、そこまで導いていくのがマネージャーの役目です。
一方、売れているタレントの多くは正直いって「世離れした存在」です。若いうちから売れたタレントは飛行機や新幹線の切符の買い方もわからない、なんていうケースは多々あります。すべてマネージャーがタレントを仕事場までに導いていかなければなりません。
それをアシストするのがマネージャーの役目。交通機関の利用方法や地理、お葬式の服装や作法など一般的な社会常識を今から学んでおくのは非常に有益なことなんです。
最後に
芸能マネージャーになりたい!絶対に採用されたい!と思っているなら
- 都内のテレビ局やスタジオは把握する
- 車の運転技術を上げておく
- 丈夫な体作り
- 挨拶できるのが普通の感覚
- 一般的な社会常識を身につけておく
こんなことを今のうちから身につけておくとライバルたちに差をつけることができるでしょう。実際、マネージャーになってからが本当の勉強の場なのですが、これらの技術や感覚がないマネージャーは意外に多く、いち早くステップアップできるでしょう。
仮にマネージャーとして採用されなかったとしても、絶対に今後の役立つ知識や経験なので今からやってみるのを心の底からオススメします。
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