「芸能人のマネージャーになりたい」と思っても、マネージャーって給料が安いと聞くし…。
こんな人って結構多いと思います。
華やかに見える芸能界でも裏方って実際どのくらいの年収や月収なのか不安で一歩踏み出せない…。
この記事ではそんなあなたに実際の芸能マネージャーの収入面について裏側をご紹介します。
結論から言うと、最初は確かに収入面はキツいけど我慢すれば上場企業並みというのが芸能マネージャーのお給料なのです。
未経験の芸能マネージャーの年収は約300万円
未経験者が芸能事務所に就職し、現場マネージャーとして働く場合、事務所の大きい小さいに関わらず大体年収300万円前後というのが相場です。
月収にすると20万円前後というのが相場でしょう。
どんな人でもマネージャーは未経験から始まります。
最初はこのくらいの年収や月収を覚悟して始めることになるでしょう。
残業代は期待薄
基本給が少ないとなれば、つい期待してしまうのが残業代の過多ですよね。
でも、ハッキリ言って芸能マネージャーで残業代を期待するのはやめておいたほうがよいです。
なぜなら、現場マネージャーに残業代をつけてしまうと、青天井になってしまうからです。
ドラマの主役級の俳優の現場マネージャーは、朝5時にタレント宅に迎えに行き、23時に撮影終了そしてタレント宅へ送迎。
こんな生活がほぼ毎日3ヶ月に渡って続きます。
こんな労働時間に残業代をつけてしまうととんでも無い金額になってしまいます。
なので、ほとんどの芸能事務所は現場マネージャーに残業手当は出していません。
残業がついたとしても、みなし残業代と称して一定時間以上はカウントされないように設定しています。
休日出勤など様々な手当て
事務所によって様々ですが、基本給以外に色々な手当をつくのが芸能マネージャーの給与体系です。
運転手当や休日出勤手当、タレントのランク毎につく手当や無遅刻無欠席手当など。
こういったのが重なったのが芸能マネージャーの収入になります。
ボーナスが収入の大きくを占める
基本給が少なめの芸能マネージャーですが、ボーナスは結構期待して良いかもしれません。
担当しているタレントが稼げば稼ぐほど、マネージャーの給料に反映されていくのはどの芸能事務所でも同じですね。
なので、担当タレントに新しいCM契約が発生すると、現場マネージャーもホクホク顔になったり。
実は20代の現場マネージャーでも夏と冬のボーナスが80万円とか90万円支給されるのは決して珍しいことではありません。
業績次第でボーナスがガンガン上がったりするのが芸能界の面白いところだったりします。
ちなみに某事務所でアイドルグループを1から売り出したマネージャーのボーナスが破格だった話を聞いたことがあります。
ドーム公演までできるようになった頃の冬のボーナスが5000万円!だったとか。
でも、翌年の税金や社会保険料が劇的に上がって泣きそうになったそうですけど。
チーフマネージャーになると年収、月収が激上げする
現場マネージャーでは年収や月収で大きく増えることは期待できませんが、数年頑張ってチーフマネージャーになると待遇は一気に変わります。
例えば30歳あたりでチーフマネージャーになり、現場マネージャーを3〜4人程度まとめる立場になれば、年収800~1000万円は決して珍しいことではありません。
チーフマネージャーが現場に颯爽と外車で現れる、なんてことはよくあることです。
ちなみに私もBMWを買いましたが、燃費が悪すぎて半年で国産車に買い換えましたけど。でも、こういうのを若い現場マネージャーに見せるのも重要だったりするんですよね。
「頑張れば俺も外車に乗れる!」というモチベーションを下の子にもせておくのも大事。だって私もその1人でしたから良くわかります。
ちなみに私チーフマネージャーになった途端に給料が激上げしました。
嬉しいと思う反面、「上司はこんなにもらってたのか・・・」と思ったのを今でも覚えています。
なりたての芸能マネージャーは給料が安いけど意外に困らないワケ
拘束時間も長いし激務なのに給料が安い!と思われがちな芸能マネージャーですが、実際経験してみると意外にも良い面がたくさんあったりします。
マネージャーを経験した身からすると「現場マネージャーって、結構いい面多かったなあ」というのが実際の感覚だったりします。
食べることに困ることはない
芸能界で働くマネージャーはまず食べることに困ることはないかもしれません。
例えば、ロケ弁。
よほど特殊な現場だったり、すぐに終わる現場でも無い限りお弁当は用意されています。
しかも、芸能界でお弁当を仕出す業者はいくつもあり、毎回違うロケ弁を楽しめます。
ロケ弁に飽きることはないでしょう。
また、担当タレントにご馳走してもらうケースも多々あります。
1人で食事に行くのが苦手なタレントは身近なマネージャーをお供にするケースも多いのでご馳走にありつけたり。
もちろん、牛丼屋などのチェーン店という人もいますが、大抵は芸能人ならではの高級なお店に連れて行ってくれます。
この際「遠慮」は無用。失礼だと思って食べないほうが失礼になってしまうので、出されたものは遠慮なくがっつくのが正解です。
ちなみに私が最初に付いた西麻布在住の俳優さんは焼肉好きで、近所にある「叙々苑游玄亭」に月イチでお供しておりました汗。
若いころの焼肉は最高でした。
今は2、3切れあれば十分ですが涙
最初は安月給と言われる芸能マネージャーですが、食費の出費は少なくなるでしょうね。
タレントから色々もらえたりする
タレントさんってプレゼントすることが好きだったり、贈り物が大事と思っている人が多いんです。
芸能界って何かにつけて贈り物やお祝いをする文化がすごく残っていて、これは自分の担当マネージャーにも当てはまります。
- お正月にはお年玉をくれる
- 同性のマネージャーなら着なくなった服をくれる
- 結婚祝いは10万円単位
こんなタレントは多かったりするんですよね。
なので、もらっているお給料とは不応そうなものを持っているマネージャーも。
私もある大物タレントさんから誕生日プレゼントとしてヴィトンの財布をネーム入りでもらったことがあります。
すごく嬉しかったし恐縮しました。(後日酒の席で、ネーム入りは転売させないためと聞かされましたっけ汗)
新人マネージャーが一番苦労するのが住む場所
ただやっぱりタレントを車で送り迎えする現場マネージャーにとって一番ネックになるのは住むところだったりします。
都内の1Kマンションは15平米しかない極狭物件でも平気で家賃10万円近く。
家賃補助を出してくれる芸能事務所は稀で、やはり家賃がお給料の大半を占めてしまいます。
かといって、都内ではなく神奈川県や埼玉県に住んで家賃を節約するのも考えもの。
仕事場であるテレビ局は港区に集中しているし、多くのタレントは港区や渋谷区、世田谷区あたりに住んでいます。
家賃が安いからと都外に住んでしまうと、朝の迎えのために大渋滞に見舞われることも。
結果、睡眠時間を削って運転して事故…。
現場マネージャーで働いていくなら、少しでも東京中心部に近いところに住むのを強くオススメします。
仕事が多くどうせ家に居られない時間が長いので、若い頃はシェアハウスに住むというのも有効な手段です。
まとめ
未経験の芸能マネージャーの月収は約20万円、年収にすると300万円程度になることが多いです。
ただ、数年我慢してチーフマネージャーに昇格できれば、有名企業のお給料と遜色ない給料をもらえることは間違い無いでしょう。
さらに、自分の努力で一発当てることができれば、普通では得られない程の大きなボーナスを手にすることも可能な世界です。
また、お給料は安くても食べることに困ることのないのも芸能界の特徴。
さらに、プレゼントなどをもらえることも多いので意外にお金には困らないかもしれまんよ。
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