芸能人のマネージャーになってタレントの近くで働きたい！助けたい！と思っているあなたに芸能マネージャーになる方法をご紹介します。
私は渋谷区の某大手芸能事務所で15年間マネージャーをしていたじゃーマネ夫です。これから芸能マネージャーになりたいあなたにとってお役に立てるお話をさせていただきます。
建前じゃなくて結構リアルな実情を書いていくので、かなり参考になると思いますよ！
芸能人マネージャーの仕事とは？仕事内容と求められるスキル
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- マネージャーの主な役割（スケジュール管理、現場対応、営業活動）
- 必要なスキル（コミュニケーション能力、スケジュール管理能力、体力）
芸能人マネージャーは、芸能人やタレントの活動をサポートするのがメインの仕事です。
タレントさんがお仕事（テレビ出演など）に集中できるように、その他のことを代わりにするのが仕事。
その役割は多岐にわたり、具体的には以下のような仕事内容が含まれます。
マネージャーの主な役割は？
- スケジュール管理
芸能人の仕事は多忙であり、複数の現場を掛け持ちすることも多いため、時間通りに各現場に到着できるようにスケジュールを緻密に調整します。これには移動手段の手配や待機場所の確認など、細かい調整が求められます。また、スケジュールが詰まるほど、芸能人の健康面にも配慮が必要になります。 - タレントの送迎
芸能人のマネージャーの多くは運転してタレントを現場に送迎することから始まります。まだ無名のタレントの場合、電車移動で現場に向かいますがある程度有名なタレントは車で現場へ向かいます。新人マネージャーは車の運転を通じて担当タレントとコミュニケーションを取り、信頼を得られるように努力するんです。
- 現場対応とサポート
撮影やイベント会場など現場に同行し、芸能人が最大限のパフォーマンスを発揮できるようにサポートします。場合によっては、現場スタッフや共演者との調整役も務めることがあり、現場での迅速な対応力や、関係者との円滑なコミュニケーションが欠かせません。トラブルの対処をすることもマネージャーの大事な仕事。 - 営業活動と仕事の獲得
芸能人にとって仕事の安定は重要で、マネージャーは新しい仕事の機会を作り出すために営業活動も行います。テレビ局やイベント会社に働きかけ、タレントの魅力や特性をアピールすることが主な活動です。また、売れっ子タレントの場合は依頼側が不快に感じないように上手く依頼を断る、という仕事もあります。 - ギャラの交渉
芸能人が直接番組プロデューサーとお金の話をするのはあまりよろしくありません。なので、マネージャーが１クッション挟むことでタレントのイメージを守ります。いわばマネージャーはタレントの代理人のようなものです。番組に呼ばれない程度に最大限のギャランティを要求できるようになると一人前の芸能マネージャーと言えるでしょう。
芸能人のマネージャーの仕事は本当に多くあります。これら以外にもさらに細々とした仕事も。この辺りは【芸能マネージャーの1日】現場&チーフマネージャーのリアルな仕事内容とは？で詳しい具体例をご紹介していますので、興味のある方はぜひ。
芸能人マネージャーになるための方法とは？
芸能人マネージャーになるための方法は基本的に芸能事務所に就職する、これだけと言えます。
- アルバイトから芸能マネージャー
- タレントの運転手からマネージャー
という稀なケースもあるにはあるのですが、芸能マネージャーを目指すなら芸能事務所への就職が一番確実でしょう。
大手と中小プロダクションでの違い
大手プロダクションでは、新卒採用が多く行われることが特徴です。
新卒で採用されるためには、履歴書や面接だけでなく、運転試験がある場合も多く、倍率は非常に高いです。ちなみに書類選考からの倍率で100倍を超えるところも珍しくありません。
ホリプロや吉本興業、アミューズ、ワタナベエンターテインメント、スターダストプロモーションなどは一般企業と同じく新卒採用を毎年行なっています。
ただし、吉本興業など総合職で募集する芸能事務所もあり、マネージャーではなく他セクションに配属されることもあります。
一方、中小規模のプロダクションでは、定期採用ではなく人手が足りなくなったら募集するというケースが多いです。
事務所のホームページに突然募集要項が掲載されたりするので、日頃からチェックしておくと良いでしょう。
総合職ではなく確実にマネージャーとして募集をかけているので、絶対にマネージャーになりたい場合は中小規模の芸能事務所の方がよいかも。
個人事務所でマネージャーになるには、ある程度のマネージャー経験が必要とされます。
最近では大手芸能事務所から独立するタレントも多く、マネージャーを募集する個人事務所も多いのです。
でも、即戦力となる人材を求めることが多いので未経験で採用される確率は低いでしょう。
個人事務所でマネージャーになるには最低でも3年ほどは実務経験を積むことが求められます。
芸能事務所に就職するなら
まずは面接に通らなければ話になりませんよね。
芸能マネージャー歴15年&採用担当も経験した私の教える面接のコツを【芸能マネージャーになる面接のコツとは？】受かりやすい受け答えを解説に書きましたので参考になれば幸いです。
中途採用から芸能マネージャーを目指すルート
中途採用から芸能マネージャーになった人は意外にも多いんですよ。
その前職は様々。例えば私の同僚マネージャーには
- 家電量販店
- ホテルマン
- イベント制作会社
- タクシー運転手
- 看護師
- 鍼灸師
などから転職した人もいました。
芸能界やマスコミ業界とはまったく無縁の世界から芸能マネージャーになることは十分可能です。
新卒採用で入社できなかったとしても諦める必要はないですね。数年社会人として経験を積んでから中途採用でマネージャーを目指す、というのもアリだと思います。
ただし、中途採用で芸能事務所の採用を勝ち取るには「前職で手に入れたスキルをどうマネージャーとして活かせるか」という点をアピールできるかがポイント。
自分も採用担当をやってみて、この点を上手くアピールできる人は高確率で通した記憶があります。
ただ、前職で得られたスキルって自分だけではなかなか気づけないもの。そういう場合はマスコミ転職に特化した転職エージェントに相談するのもオススメ。
自分の強みに気づかせてくれたり、マネージャー業でどう活かせるかアドバイスをもらえるでしょう。
学歴・資格は必要？芸能人マネージャーに求められる条件
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- 必須資格の有無（普通自動車免許が必須）
- 学歴・資格よりも重視される熱意や人柄
ぶっちゃけ、芸能人マネージャーになるために必須の学歴や資格は基本的に必要ありません。
が、いくつかの条件や求められるスキルが存在します。
必須資格の有無（普通自動車免許が必須）
多くのプロダクションでは、芸能人マネージャーにとって唯一求められる「必須資格」として普通自動車免許が挙げられます。
マネージャーの仕事には、担当するタレントを各現場へ送り迎えしたり、撮影やイベントのある会場まで移動を手配したりする業務が多く含まれるため、車の運転ができることが必要とされるのです。
特に中小規模のプロダクションでは、この送迎業務がマネージャーの大切な役割の一つとなっており、免許がなければ業務をこなすのが難しい場合が多いでしょう。
また、吉本興業のようにタレントの送迎は不要の場合でも運転免許は持っていたほうがよいでしょう。タレントから「車を駐車場から移動させといて」などと頼まれることも多いので。
ちなみに、芸能マネージャーって「それまでにやってきたこと」が意外に役に立つんですよ。
芸能マネージャーに採用されるための資格で有利になるのはどんなもの？にも書きましたが、ゴルフとかスタバのバイト経験とか他の人にない強みがすごく大事だったりします。
学歴・資格よりも重視される熱意や人柄
芸能人マネージャーの採用では、学歴や特定の資格よりも「人柄」や「熱意」が重視されるケースがほとんどです。
やっぱり芸能マネージャーが扱うのはタレントという人間。いかにタレントと上手くコミュニケーションを取れるかが重要視されるんですよね。
特に中小プロダクションの場合、採用基準として学歴を設けないことが一般的で、応募者の学歴や出身校よりも、むしろ柔軟な対応力やコミュニケーション能力が評価されます。
また、芸能業界は変動が多く、不規則な生活やスケジュールが一般的です。
そのため、体力があり、どのような状況にも対応できるような忍耐力や柔軟性が求められます。
さらに芸能マネージャーはタレントや関係者との強い信頼関係が重要であり、相手に対する理解力や配慮が必要です。
担当タレントがリラックスして気持ちよくパフォーマンスを発揮できるよう、細やかなサポートを行うことが期待されます。そのため、社会的なマナーや対人スキル、特に良好な人間関係を築く力が求められます。
このように、芸能人マネージャーの採用では、資格や学歴が大きな要素にはならず、代わりにその人の熱意や性格、対応力が重視されるため、未経験でも挑戦しやすい職種といえます。
「マネージャーのスキルを学べる！」というマスコミ系の専門学校とかありますが、個人的には全くムダだと思います。正直言って実務に直結する内容は教えられていない感じですね。
テレビ局の技術職とかを目指すなら役立つ勉強はできるでしょうが、マネージャーのスキルを学ぶくらいなら都内の地理に詳しくなった方がはっきり言って効果ありです。
この辺りについては芸能マネージャーになるため今からできることは？で詳しく説明していますのでお時間あればぜひ一読を。
芸能人マネージャーに向いている人の特徴とは？
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- 忍耐力や柔軟性がある
- フットワークの軽さが重要
- 気配りができること
芸能人マネージャーに向いている人の特徴は、忍耐力や柔軟性、フットワークの軽さ、そして優れたコミュニケーション能力が挙げられます。
これらは、芸能界という変化が激しく、不規則な業界で働くマネージャーにとって不可欠な資質です。
忍耐力や柔軟性がある重要
芸能人のマネージャーは、タレントのスケジュール管理や現場での調整など、細かい仕事が多く、トラブルや急な変更が日常茶飯事です。そのため、忍耐力や柔軟な対応力が不可欠です。例えば、撮影が遅れる、イベントが突然キャンセルされるなどの予期せぬ出来事に対し、即座に対応する柔軟性が必要です。
また、担当タレントから文句を言われたり怒られたりすることは必ずあるでしょう。そういった場合でも我慢できるか？が結構重要。
導火線が短くてすぐにキレるタイプだったり、反論しないと気が済まないタイプだとマネージャーには向いていないかもしれません。
フットワークが軽い
芸能マネージャーに求められる格言みたいなものに
- 早飯ができる
- すぐに眠れる
- トイレも早い
というものがあります。
タレントが食べ終わっているのにまだ食べてるマネージャーってなんかだめですよね。また、新幹線などの移動でもすぐに寝られるのも大事。運転中はもちろんダメですが、睡眠を確保できるのもマネージャーとして重要なことだったりします。
最後にトイレ。ようするに早⚪︎ソですね汗。生理現象だから誰にでも起こりうることですが、タレントを待たせないためにもこの特技？がある方はマネージャーに向いていますね。
気配りができること
芸能マネージャーは常に「タレントが気持ちよく仕事できる」ようにすることを考えることが求められます。そのため、気配りできることが重要なスキルだったりするんです。
担当タレントが今なにを求めてるのか？どんなことをして欲しいのか？を常に考えることが必要です。いわば赤ちゃんを育てるお母さん的なもの。
ではその気配りはどうやればできるようになるかというと、先を想像するということですね。「この先どうなるか？」を頭の中で想像するクセがつくと自然と気配りのできるマネージャーになることができます。
芸能マネージャーに向いている特徴はこれ以外にもあるのですが、詳しくは経験者が教える【芸能マネージャーに向いている人】の７つの特徴は？ で解説しています。
芸能人マネージャーの年収・待遇は？仕事のリアルな実態
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- 初任給の目安と昇給の見込み
- 勤務環境や離職率などの実情
芸能人マネージャーの年収や待遇については、所属するプロダクションの規模や個人の経験年数、実績などにより大きく異なります。
一般的に、芸能人マネージャーの初任給は月収18〜25万円程度とされ、平均的なサラリーマンと比較してもやや低い傾向です。
年収に換算すると、おおよそ300万円前後からスタートするのが一般的ですが、勤務先が大手プロダクションか中小規模かによっても初任給や待遇は異なります。
大手プロダクションでは、年次昇給やボーナス支給など待遇が充実していることが多い一方、中小規模のプロダクションでは昇給が少ないこともあり、年収が長期的に上がりにくい傾向があります。
しかし、実力や実績が評価されやすく、成功した芸能人を担当するなどの成果を挙げれば、年収が大きく上昇する可能性もあります。
経験豊富なマネージャーや有名タレントを担当するマネージャーの場合は、年収600万円以上に達することもあります。
上場企業の管理職並みにはなるでしょう。
芸能マネージャーの給料事情については芸能マネージャーの月収や年収は？の記事で詳しくご紹介しています。
芸能人マネージャーとして成功するための心得とは？
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- タレントと信頼関係を築く方法
- 長期的なキャリア形成に役立つスキルと心構え
芸能人マネージャーとして成功するためには、タレントとの信頼関係を築き、長期的に役立つスキルと心得を身につけることが重要です。
タレントと信頼関係を築く方法
信頼関係の構築には、日々のコミュニケーションが欠かせません。タレントのスケジュール管理や仕事の調整を円滑に進めるだけでなく、彼らの気持ちに寄り添い、細やかな配慮を心がけることで「この人なら任せられる」と感じてもらうことが大切です。また、仕事のアドバイスや仕事の意向を汲み取る力も重要です。タレントが不安や悩みを抱えている際には、積極的に相談に乗り、メンタル面でのサポートも提供することで、より深い信頼が生まれます。プロフェッショナルなサポートだけでなく、相手に対する理解力と柔軟な姿勢が信頼関係の基礎となります。
長期的なキャリア形成に役立つスキルと心構え
芸能界は常に変動が激しく、タレントの流行や業界のニーズも変わりやすい環境です。そのため、柔軟な思考と常に学び続ける姿勢が求められます。マネージャーとして成功するためには、ビジネスマナーや対人スキルだけでなく、業界の最新情報や流行を理解する力が重要です。また、タレントの個性や魅力を引き出し、適切な仕事を獲得するための営業力や交渉力も欠かせません。さらに、キャリア形成には長期的な視点が必要で、タレントとともに成長し、信頼を重ねていくことで、芸能界での確固たる地位を築くことが可能です。
忍耐力と向上心を持ち続けることが、長期的なキャリア形成と成功につながります。
芸能人マネージャーのやりがいと将来性
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- この仕事で得られる経験や魅力
- 芸能界の変化に対応するスキル
芸能人マネージャーの仕事には、多くのやりがいと将来性があります。まず、この仕事で得られる最も大きな魅力は、担当するタレントと共に成長し、成功の瞬間を共有できることです。
タレントのサポートを通して、彼らが注目を浴びたり、大きな仕事を得たりしたときに、共に喜びを分かち合えるのは特別な経験です。また、芸能人マネージャーは多岐にわたる業務を通して、スケジュール管理や交渉力、対人関係のスキルなど、あらゆるビジネススキルを磨ける点も魅力です。
さらに、芸能界は流行やテクノロジーの進化に伴い常に変化しています。そのため、マネージャーとしても新しいスキルを習得し、業界のトレンドに対応する柔軟な姿勢が求められます。例えば、SNSの活用やデジタルマーケティングの知識を得ることで、タレントの魅力を最大限に発信し、より多くのファンに届けることができます。こうしたスキルを持つマネージャーは、業界内でも評価されやすく、将来的には独立やキャリアアップの可能性も広がります。
このように、芸能人マネージャーは厳しい環境である反面、大きな成長とやりがいを得られる職種です。タレントとともに成功を築きながら、自身のキャリアも形成できるという点で将来性も十分にあり、多様なスキルを活かして芸能界で長く活躍できる可能性が広がっています。
まとめ
芸能人マネージャーは、タレントの成功を支える重要な役割であり、柔軟な対応力やコミュニケーション能力、そして忍耐力が求められます。本記事では、マネージャーになるためのステップや必要なスキル、やりがいについて詳しく紹介しました。
学歴や特別な資格がなくても、熱意と人柄が重視されるため、多様な経歴の方が活躍できる職種です。さらに、タレントとの信頼関係を築き、業界の変化に対応するスキルを磨くことで、将来的なキャリアアップや独立も視野に入れることができます。芸能界に興味がある方にとって、挑戦しがいのある職業です。
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